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ネマタの第十期天鳳名人戦牌譜検討  第19回

ネマタの第十期天鳳名人戦牌譜検討 第19回

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ネマタの第十期天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの第十期天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第十期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第二節三回戦1卓

▼対局者
Ⓟ醍醐大
Ⓟ渋川難波
小林剛
Ⓟ堀慎吾

牌譜はこちら

東1局

2900→11600の打点上昇が非常に大きくリャンメンを落としてでもホンイツにする一手。

北家は南家のを合わせ打ち。東家は1シャンテン変わらずですがでもテンパイに取れるように仕掛けを入れます。

が東家に当たるとすれば鳴く前は。ホンイツ狙いなのでターツ落としがあっても浮き牌→ターツの鳴きは有り得ます。が切られた時点ではの方が枚数が多いので手順も合理的。今回のようにノーテンの可能性もあり、組み合わせから放銃率自体はそこまで高くないとみますが、放銃で11600以上が確定となると流石に押しづらいでしょうか。個人的にはなら辛うじて押しもあるように見受けました。

東2局

クイタンドラ3テンパイの可能性が高い上家の現物待ちで平和テンパイ。これだけ条件が揃えば平和のみ程度はダマが無難なところでしょうか。

ここでツモ切りリーチに切り替え。上家のドラポンにを合わせる他家がいないことから山に残っている可能性が高いとみての選択。上家への放銃リスクもありますが、上家が打でテンパイなら待ちがソーズであることが多く、ソーズ待ちだとすればいずれにせよ悪形なので当たり牌をつかむ可能性は低いとみたというのもありそうです。

南1局1本場

タンヤオ2シャンテンにも取れますがチートイツの2シャンテン。クイタンは打点が安く、悪形残りで守備力に難があるとみてのチートイツ残し。両方見るなら打もありますが、の出が多いことから山に残っていると読んでそうです。

チートイツを狙うならテンパイ以前に待ち頃の牌を残すのがセオリーですが、メンツ手両天秤のケースはそうもいかない場合があります。チートイツ2翻テンパイで序盤で手変わりを待っている最中にアガリ牌が出た場合は、見逃して待ち頃の牌を引いてからリーチを狙う選択が有効です。知らなければなかなか選べませんが、リーチツモチートイツに裏が乗れば跳満という、リーチによる打点上昇の恩恵が極めて大きいが故の選択です。

残り1枚の字牌単騎でリーチ後、追いかけリーチとドラポンが入ってヒヤリとしますが無事アガることができました。

南3局

手変わりは少ないですがトップがかなり遠く、1300では2着にも浮上できないのでリーチを打つリターンが薄い。ピンズ引きからのテンパイ外しも踏まえてテンパイ取りダマ。ダントツの親がから切ったかと思えば字牌が手出しされているので、アガリに遠い手で降り気味に打っているのではなく、更に加点を目指せるほどの好手牌が入ってそうなところも押さえておきたいところ。のみ手悪形テンパイからリーチを打つかどうかもケースバイケースです。次巡手変わりとして最も強いを引き入れリーチ。

降りていればトップ安泰に近いですが、待ちがほぼ絞れないうえに比較的通しやすい牌。結果的に7700放銃と裏目に出ますが、素点の上乗せにも価値のあるルールで振ったとしてもよほどのことが無ければトップを守り切りやすいとなれば押すところでしょうか。西家がカンチャンでリーチをしていれば12000を討ち取ることができていました。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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