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ネマタの第十期天鳳名人戦牌譜検討  第20回

ネマタの第十期天鳳名人戦牌譜検討 第20回

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ネマタの第十期天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの第十期天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第十期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第二節四回戦1卓

▼対局者
Ⓟ醍醐大
Ⓟ渋川難波
小林剛
Ⓟ堀慎吾

牌譜はこちら

東1局

 

メンツ候補不足でタンピン系の手が容易に見える手牌。ここまで揃っていれば他家に重ねられる前に役牌切りで打が昨今のトレンドでしょうか。

しかしくっつきでタンヤオのメンツ候補が揃うので、を1組、を2組と捉えればメンツ候補が足りているとも解釈できます。それなら早い段階で他家からリーチが入っても押し返しやすいように、他の牌は将来危険になりやすい牌から切っていくという発想もあります。ドラであるにも関わらずから切っているのはそうした意図もあってのことでしょう。カンやペンテンパイを逃したとしても最終的なアガリ逃しにならなければ問題ないうえに、むしろ悪形テンパイに取らなかったからこそアガリに結びつくケースも少なからずありそうです。

とはいえ後者の手組を正確に使うのは難しいこともあり、個人的には今回のような手牌であれば前者の方針で手を進めてそうです。

一発目で振ると高く、4連形の価値も周辺が切れて下がっているとはいえ、次巡何を引こうが当分押す手につきドラでも切り飛ばしそうです。

東2局

が枯れているのでチートイツに決めてツモ切りの一手。

四暗刻1シャンテンまでいったところで、リーチの現物待ち平和ドラ3でテンパイしていた東家が西家から出アガリ。もしこの放銃が無ければ四暗刻テンパイ、役満アガリには成らずとも対門から出アガリできていましたが流石に結果論とみます。

東2局

を引くならチンイツだけでなく九蓮宝燈1シャンテンとなると、リーチドラ1リャンメンとはいえテンパイを外しそうなもの。そうなると先にを外す手も考えられます。

ただしこのあたりの比較は一長一短。先にを引くケースも無視できませんし、リャンメン落としを遅らせた方がチンイツ狙いが警戒されにくくなることも考えられます。

切りが遅れたために下家にクイタンのメンツ候補が揃い、鳴かれてアガリを阻止されることとなりました。結果論ですが先にを切っていれば次巡ツモでテンパイしていました。

東3局4本場

対門のトイトイ仕掛けに回り気味に打っていたところでチートイツテンパイ。は他家に使われていない可能性が高いうえにこの河なら相当止まりづらい。トップ目とはいえ下家とは大差ないので単騎でリーチしてそうです。

東4局1本場

カンはアガリやすい部類のカンチャンではありませんが、ピンズ待ちがアガリやすいという情報もなく、リーチツモで満貫に届くのでドラ引きを待つメリットは薄い。4連形は変化が豊富とはいえ、先にテンパイするようなら即リーチに踏み切りそうです。

3メンチャンとはいえ見た目枚数4枚。前図でリーチしないならこちらはなおのことリーチしづらい手。しかしダマで薄い手変わりを待つくらいならリーチした方がよく見えます。

南2局2本場

前巡ダマテンからの空切りリーチ。ダントツもダントツなので、どうせなら素点を稼げる方がよいとの判断でしょうか。

下家から出アガリしますが、直撃で捲れる跳満をテンパイになっていたので実は危うかったところ。今回はツモられる分には対門が飛び終了なので直撃だけ避ければよいというのもあります。

とはいえ僅かにでも逆転リスクがあるからと自動的にダマにしていると、素点に価値のあるルールにおいて看過できないほどの失点になるのでこのあたりの判断も難しいところです。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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