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ネマタの麻雀クイズ王 第24回

ネマタの麻雀クイズ王 第24回

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搶槓と複合しない役(役満以外)は全部でいくつあるでしょう?(採用役はMリーグ準拠

まずは搶槓関連のルール確認。搶槓時は槓が不成立なので一発が消えません。よって一発は複合します。これも取り決め次第ではありますが、第9章第1条、一発の項目に複合すると明記されてあります。また、槓が不成立であることから、四槓流れが適応されないので三槓子とも複合します。

搶槓は必ずロンアガリなので、必ずツモアガリになる役とは複合しません。よって①門前清自摸和②海底摸月③嶺上開花は複合しません。また、海底牌は槓できないという取り決めがあるので、④河底撈魚とも複合しません。

搶槓は4枚目の牌を待つ待ちなので、単騎、シャンポン待ちにはなりません。よって必ず単騎かシャンポンになる⑤七対子⑥対々和⑦混老頭、他にも⑧二盃口も必ず自分で1枚使っている牌が待ちになるので複合しません。

搶槓のアガリ牌はポンされた牌です。ポンされる前にリーチしているのであればフリテンで出アガリができないので、搶槓とリーチが複合するのであればリーチが入ったのはポンが入った後。つまり、鳴きが入らない純粋な1巡目でリーチした場合にのみ成立する⑨ダブルリーチとも複合しません。以上より正解は9つ。回答は7つが最も多く、9つは25%割れ。回答者の反応を見ても、⑨ダブルリーチに気付けた人は少なかったようです。

搶槓は何かと謎が多い役。「相手の打牌が自分のアガリ牌だった時にロンできる」という原則に反した手役。どの麻雀の解説書にも、「搶槓」の説明こそあっても、「ロン」の項目に、加槓牌でもアガることができると説明されているものはみません。

しかも、例外的な規定を含む役にも関わらず、中国古典麻雀の時代から採用されている歴史の古い役でもあります。採用されるようになった過程は分かりませんが、当時のルールは得点源として槓するメリットが大きかったので、その対抗策として搶槓という手役が生まれたのかもしれません。そのあたりの考察はこちらでまとめてみたのでよろしければご覧下さい。

 麻雀クイズ王第25回

 配牌で聴牌しています。見えていない和了牌は最小で何枚?

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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