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ネマタの戦術本レビュー第47回「神眼の麻雀 著:成岡明彦 編集:福地誠 その9」

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第四章

Q7 打

 手変わりは少ないですが、打点が4倍以上になる変化が4種もあるので、一発裏ドラ有りでも基本的にシャンテン戻しします。ソーズカンチャンを残す方が良形変化が多く、また引きならチャンタへの手変わりもあるのでを1枚切って浮かせ打ちします。

 面子が出来てテンパイを逃した場合に出来る1シャンテンが、のみ手テンパイより強いとみるならシャンテン戻しというのが、「もっと勝つための現代麻雀技術論」でも再三申し上げた基準です。

 の中ぶくれになったところでは、今回のルールなら打、一発裏ドラ有りなら打でしょうか。これは一発裏有りならメンピンで平均約3500点、メンピンイーペーコーなら平均約6000点なので、が重なった場合に比べても打点が半分以下にはならないので手牌の価値としての方が強いという判断で、今回の場合は絞るかどうかはそれほど考慮しません。

 打ツモの場合は、一発裏有りなら基本は切って即リーチ(をポンされて次に無スジを引いても、明確に降り有利というほどでもなく、はトイツだけどアガリまでは遠い相手がいる場合は、即リーチならをポンされない場合もある)しますが、今回のルールなら確かに一旦ダマにしてが鳴かれなければ次巡以降リーチという選択の方が有力かもしれません。

Q8 打

 確かに、トイツ手に限定するなら、トイトイになった場合に早い段階でが切られているほどトイツが盲点になりますが、序盤なら牌の重なりやすさにもほとんど差がない以上、役牌重なりからのピンズホンイツをあえて捨てる必要性も薄いと判断します。

 東家が1巡目に打発と平和傾向の手にもかかわらず次巡ドラそばの打なので、既に面子候補が揃っていてテンパイに近い、ドラを固めている可能性も通常よりは高いということは言えそうですが、現時点でシュンツを作る受けを否定する理由にはならないのではないでしょうか。

 ただし、あくまでこの時点では前に出ても問題ないというだけであり、状況の変化があっても、アガリに遠い手から何となく手を進めて安牌に窮してしまうということにはならないように注意が必要です。

 選択の余地があると、それだけでミスが増えがちなので、最初から選択を狭めた方がかえって好結果に結びつくというのはありますが、私はミスをすることを前提に戦略を立てることにはあまり賛同できません。

 選択を狭めるのは、あくまで狭めた以上のメリットがある場合の話です。今回であれば単純に手が進む枚数の多さでは役牌切りですが、を残すくらいなら染めやトイツ手をみて役牌残し、しかし面子ができてもつまらない手だからといって、いきなりを切って選択を狭める必要はないと考えます。

 トイツで持っている牌のスジは重なりやすいということは言えないが、トイツのスジが重なるようなら、他家が面子手をアガリにくいのでその分自分のトイツ手が相対的にアガリやすくなるという見解については、私も近代麻雀のコラムで書かせていただきました。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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