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ネマタの戦術本レビュー第46回「神眼の麻雀 著:成岡明彦 編集:福地誠 その8」

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第三章

Q7 打

 終盤の2件リーチに両方に通っていない生牌字牌を切るよりは、一方に現物、一方に片スジの数牌を切るところ。東家はと切ってリーチなのでカンは考えにくいですが、カンの可能性はあるのでの方がより安全です(一般的に、片スジ456牌が無スジ28牌より通りやすいのはこのため。)。

 実戦でもよくあるケースで、うっかり外側の牌や複数持っている牌から切りがちになるので注意しておきたいですね。

Q8 打

 テンパイ料があるので、この1戦だけの判断だとしても押しが悪くないところ。放銃しても最終戦の条件が変わらないのであればなおのこと押しと言えます。

 放銃を回避するだけなら容易な局面ではどうしても引き寄りになりがち。「当たる可能性が高いとはいえ、それでも降り有利ではない」場合にどれだけ冷静に押せるかが強者の条件と言えるかもしれません。

Q9 打リーチ

 断ラスで最終戦の条件をよくするために順位を1つでも上げたいので、満貫手を跳満、倍満にするメリットが特に大きい。打とするとツモで裏ドラ無しで倍満まである手に変化することから、打という選択も考えられなくはないと言えます。

 そのうえで、北家はソーズ待ちになっている可能性が比較的高いことから、手変わりを待てる猶予があるとみて打が有利ではないだろうかというのが、この問題の意図するところと思われます。

 ただ、先攻リーチに通っていないを切ったうえで手変わりを目指すのですから、いずれにせよアガリ率が結構下がるのは目に見えているところ。そして即リーチでも、一発ツモ裏ドラ次第で跳満、倍満になるので打点面でもそれほど有利とは言えないので、それでもテンパイを外すほどではないと判断します。もしドラ無しであれば打でしょうか。

Q10 打

 対リーチに2シャンテンとなると基本は降りるところですが、トップ取りが条件の親番。麻雀順位計算機によると、ここで流局時にテンパイして連荘できた場合、トップ率は29.1%になりますが、ノーテンで親が流れた場合のトップ率は18.8%にまで落ちます(どちらもリーチ者以外の他家はノーテンとする)。

 もちろんの危険度が高く、を使いきったうえでテンパイに持ち込みやすいのであれば、比較的通りやすい牌を切りつつへのくっつきをみる方がテンパイ率でも勝るとみますが、今回は3枚見えで比較的通りやすく、が当たり牌ならいずれにせよテンパイは困難であることから切りでしょうか。順位点は打牌判断に影響を与えることも多いですが、2着以下に価値が無いルールとなるとなおさらその影響が強いことが分かる好例と言えます。

 ただ、いずれにせよ押すつもりであるなら、をポンして1シャンテンに取る方がよかったと思われます。タンヤオ三色があるとはいえ相当レアケースなので、どちらの手牌の方が押しやすいかと言われたら、安手でも1シャンテンになっている方ではないでしょうか。

Q11 ポン打

 確かに放銃さえしなければ自分の優勝条件が悪くならない他家に対しては引き寄りに打つべきことが多いですが、自分であがるメリットも十分にある局面でのリャンメンテンパイであれば降りるほどではないとみます。

Q12 打リーチ

 手変わりが少なく、リーチを控える局面でもないのでリーチします。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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