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ネマタの戦術本レビュー第223回「押し引きの教科書 著:福地誠 その9」

ネマタの戦術本レビュー第223回「押し引きの教科書 著:福地誠 その9」

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 現張りの平和のみでも、基本的に局収支の面ではダマより有利になります。ダマと比べても局収支上有利であるので、次に無スジを引いてもはっきり降りた方がよいというのでないなら最初から追っかける方が得策とみます。

 逆に言えば、局面、点数状況上次の無スジは止めるのが望ましい場合はダマにする方がいいですし、前回も申しましたように途中まで降りた他家の手牌からアガリ牌が出ることに期待してダマ、期待しづらくなった局面で改めて追っかけリーチで押すか、危険牌を引いて降りるかを決めるという選択も十分有り得ます。

 まとめると、現物待ちで無い場合も追っかけない→ダマから危険牌引きで降り 現物待ちで無いなら追っかけるが、親を流すだけでも点数状況的に悪くない場合→ダマから他家の挙動次第でリーチ、ダマ続行、降りを使い分ける 打点も必要なケース→即追っかけ というところでしょうか。

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 2件リーチでも良形テンパイになれば局収支上は押せることが多く、逆に悪形だと高打点テンパイでも微妙になることが多いことから、三色より良形テンパイを重視する打としましたが、これが点数状況やテンパイ時に切る牌の放銃率の関係で、良形テンパイでも高打点でなければ押しづらい局面であれば、ツモでタンピン高め三色になった場合のみ押す選択肢を残す打とします。059、060は押しますが、059はが両方に無スジであれば基本降ります。

本記事に関するご紹介

史上初の押し引き特化本である本書は、
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ベストセラー「現代麻雀技術論」シリーズに続く新定番ができました!
 
福地誠 (著)
発売日:2016年12月20日
定価:本体1,200円+税
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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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