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ネマタの戦術本レビュー第344回「麻雀 定石「何切る」301選  著:G・ウザク・福地誠 その17」

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 Q145~147

 Q145はヘッドレス形1シャンテン。のペンカンチャンはメンツの作りやすさは通常のカンチャンに劣りますが、雀頭の作りやすさでは勝るのでここでは残します。Q146は雀頭の2メンツ形1シャンテン。基本的に受け入れを狭めてまで、通常の3〜7浮き牌を残して良形変化をみるのはあまり得策ではありません。Q147はQ125同様変化の多いカンチャンを残す問題。タンヤオもあるのでから切りますが、つながっている形を切ることになるので実戦では見落としやすいかもしれません。

 いっそのこと手役毎に得点をつけて全部加算する方式がいいと思います。現行ルールだと逆転条件も満貫条件になることが多く、逆転手の狙い方にあまりバリエーションが無いというのもあります。

 Q148〜150

 Q148はを残してを引くより、を残してリャンメンができる方が変化として強い。雀頭にくっついてペンチャントイツ、カンチャントイツになっている浮き牌とはいえ、浮き牌部分が28牌より端寄りなら通常の3〜7浮き牌を残す方が変化として上です。Q149はテンパイしやすいのは雀頭固定ですが、他で雀頭が出来ればリャンメンが残るリャンメントイツ形の浮き牌+雀頭が作りやすいペンカンチャンの形に取れるので、良形変化しやすいリャンメン固定に分があります。Q150はヘッドレス1シャンテン。ペンカンチャンは雀頭が作りやすいといっても、ピンズのメンツ+浮き牌の形が3メンチャン以上になればそちらを残す方が有利。ピンズがなら打とします。

 麻雀を知ろうとすればするほど、麻雀のステキな部分を忘れてしまうような気がします。何も分からなかったけどとにかく麻雀がやりたくて仕方がなかった頃の気持ちを忘れないようにしたいですね。

 Q151〜153

 ここからは役牌トイツ絡みの問題が続きます。役牌と何かのシャボであればリャンメンと同等かそれ以上に価値が高いので基本的には待ちとして残りやすいように受けますが、中雀頭の役無しリャンメンテンパイになった場合については、仮にリーチをあまり打ちたくない局面だったとしても、ダマでポンテンを待つくらいなら即リーチすべきケースが多いです。

 一蘭で必ずネギ4倍トッピングをしていた程度にはネギ好きです。
毒と笑いととつげき東北ー06/01/21 こちらの日記を読んだ翌日に一蘭に行ってみたら、私もチャーシューを入れ忘れられてしまいました。ネギ増しで具が隠れてしまうのが忘れられる原因だと思いますが、まさかこんな偶然があるとは(笑)

 

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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