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ネマタの戦術本レビュー第404回「ゼロ秒思考の麻雀 著:ZERO その14」

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 「基本的な押し引きは出来ているが、微妙なケースの判断が苦手でミスしがち」という段階であれば、確かに打点を重視することで押し引きが分かりやすくなりミスが減ることが期待できそうです。

 ただ、押し引き下手「ほど」打点にこだわるべきという考え方には疑問があります。先制リーチを打てばその後はアガリ牌の見落としさえしなければミスはありません。打点にこだわるがあまり先手がとれず、押し引きのミスが増えて勝てていない打ち手は多いものです。

 113ページの手牌。同じシャンテン戻しなら「カンチャンよりシャボ」で打ではないかと最初は思いました。しかし今回はドラにくっつくツモでは打が打より受け入れで勝りますが、ツモは打の方が受け入れで勝ります。(トイツが出来るので、3トイツが残る打よりカンチャン+2トイツになる打有利)

 打ならツモでくっつき1シャンテンになりますが、くっつき部分の浮き牌がメンツを作りにくいのでそれほど有利になっているとは言えません。それならメンツができる受けが2枚多い(打2枚、打4枚がロス)こともあり打がよさそうです。シャンテン戻ししてでも残したい(ドラ)の形が、ターツは作りにくいがトイツは比較的作りやすいことがカンチャン>トイツになる理由のようです。これがの代わりにを持っていてドラであればカンチャン落としの方がいいですね。個人的にも勉強になりました。

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 ルールや点数状況を考慮した押し引き判断については、「もっと勝つための」第177178回で取り上げましたが、「余裕があるからこそ押せ」は一般論としては流石に過言です。今回はアガリやすいリャンメンテンパイにつき、局消化できる可能性が高いというメリットが大きいことから、「余裕があっても押し」というのが正確です。点数状況が平たいとしてもこの時点ではを押します。

 逆に言えば、「点棒がない時は押し、あったら降り」が成り立つのは、高打点が狙えるがアガリづらく、放銃した場合も低打点ではない可能性が高い場合です。

 また、先行リーチ者がダントツ、自分が2着目だが3着以下の大差ない場合であれば、局消化のメリットが薄く、放銃で着順が落ちるリスクが大きいのでかなり降り寄りになります。この場合は、「余裕がないからこそ降り」となるので、それと比べればトップ目でも降りていても着順が落ちるリスクがあるケースは、「余裕があるからこそ押し」と言えるでしょう。

大雑把なセオリーにとらわれずに、個別の局面をふまえたうえで押し引き判断をするように心がけたいものです。

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この記事のライター

ネマタ
現役の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。1984年佐賀県生まれ。東京大学文学部中退。

サイト:現代麻雀技術論
著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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