相対的なスピード感
p106 本書は昨今の戦術書の中ではかなり打点寄りです。速度を重視するか打点を重視するかは、優劣に大差ない場合は個々人が打ち慣れていてミスしにくい方を選べばいいと思います。
しかしアガリ逃しがそのまま失点につながる打点寄りの基準で打つとなると、他家の手牌進行に合わせて判断を変えなければ損をすることも増えてしまうでしょう。一方速度重視の手組は、他家の手牌進行に合わせて打牌判断を変える必要も減るので、大きなミスを減らせるというメリットもあると言えそうです。
その点からも、チー、ポンについては巡目を問わず鳴く。他のリャンメンからの鳴きについても中盤以降はする方針で進めるのが多くの打ち手にとってはやりやすいと思います。
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