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ネマタの戦術本レビュー第455回「麻雀勝ち組の鳴きテクニック 著:川村晃裕 その7」

ネマタの戦術本レビュー第455回「麻雀勝ち組の鳴きテクニック 著:川村晃裕 その7」

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第2章テーマ14

 麻雀の一局あたりの結果は、「アガリ」「放銃」「被ツモ」「横移動」「流局」の5つに分けることができます。

 アガリの可能性があるうちは1回でも多くツモれた方がアガリやすく、放銃の可能性があるうちは、安牌も安牌が出来る可能性も減らすことになるのでアガリに向かわない鳴きを入れるのは基本的に損な選択です。「アガリ」「放銃」の可能性が無くても、テンパイ者のツモ番を増やすことで「被ツモ」の可能性を上げる鳴きは基本的には損な選択です。

 しかし問題の局面は「流局」よりも「被ツモ」の方が好結果になるという珍しいケースなので、ツモ番を飛ばす鳴きは何でもした方がよくなることになります。

 同様に考えると練習問題1は「被ツモ」が減り「横移動」が増える。練習問題2、3は「放銃」または「流局ノーテン」が減り「流局テンパイ」が増えるので鳴いた方がよいことになります。5つの結果が鳴くことでどのように確率が変動するかを意識していれば、アガリ率を上げないけど結果が有利になる鳴きに気付きやすくなるのではないでしょうか。

 また、基本的に降りるとしてもアガリやテンパイの可能性を残すにこしたことはないので、可能ならばメンツやメンツ候補を残した方がよいのですが、アガリ目が無いとしても安牌が十分にあるならそうした方がよいと言えます。何故ならメンツやメンツ候補を残すことで、今回のような「アガリ率を上げないが結果が有利になる鳴き」を入れやすくなるためです。余裕があるなら意識しておきたいですね。

テーマ15

 一般的に、アガリを積極的に目指さない「絞り」は、下家の「アガリ」を減らす代わりに対面や上家の「アガリ」が増え、結果的に「横移動」が減って「被ツモ」が増える点から損になることが多いです。

 逆に言えば、対面、上家のアガリを増やしても下家のアガリを減らしたいのであれば絞りが有効になります。余裕のあるトップ目で下家が親。手牌はアガリにかなり遠い今回はその典型例と言えます。

 絞る場合の手順としては本書の通り、序盤で下家がメンゼンの時点では1つ鳴かれるのはよしとして後は河からみて鳴かれにくい牌を優先的に切るようにします。終盤なら同じ現物であっても、うっかり合わせ打ちして下家に鳴かれてテンパイを取られないようにするといった注意も必要です。

 余談になりますが、今回のようなアガリを目指さない「絞り」以外に、「放銃」のリスクを増やしてでも「横移動」「被ツモ」を減らすことでアガリを目指す「絞り」もあります。どちらも「絞り」ではありますが目的が異なるので、個人的には前者を「受けの絞り」、後者を「攻めの絞り」というように区別した方がよいと考えています。

 

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木村由佳(編)
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この記事のライター

ネマタ
現役の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。1984年佐賀県生まれ。東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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