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ネマタの戦術本レビュー第520回「新版おしえて!科学する麻雀 著:とつげき東北 編:福地誠 その42」

ネマタの戦術本レビュー第520回「新版おしえて!科学する麻雀 著:とつげき東北 編:福地誠 その42」

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第7章 解けば思考法が身につく!実践演習30題

 小林プロは問題7に関してはどちらかと言えばスルーという話を聞きましたが、これは普段対局しているフィールドの違いからくるものでしょうか。鳴いて何を切るかが示されていませんが、ホンイツを狙うのでは残すとして、トイトイになる場合は端寄りの牌を残した方が鳴きやすいことから打とします。

 問題24は、昨今の研究では局収支上打リーチやや有利。場況的にもは山に残っていそうで、3200を東家から出アガリしても3着のままである一方、1600−3200ツモならトップ目になることからも単騎に分がありそうです。(参考:「とりあえず麻雀研究始めてみました」より「チートイ待ち牌ランキング」

 他は本の解説に補足するところは特にありません。

第8章 強者と弱者の違いは?打ち筋データ分析

 東風荘の超ラン卓では、上位者ほど2フーロ率が高い傾向があり(旧版『おしえて!科学する麻雀』より)、天鳳も高段位になるにつれフーロ率が高くなる傾向があるにもかかわらず、MJ4では上位者ほどフーロ率が低い傾向があるという興味深いデータがありますが、これはおそらく「トレンド」の差と思われます。アーケードの麻雀はネット麻雀に比べるとどちらかと言えば年齢層が高い傾向があるので、一昔前のメンゼン重視の麻雀を打つ強者が比較的多いということではないでしょうか。

 リーチというメンゼン限定の強力な役があり、放銃1人払いのため鳴いて手牌を短くするリスクも高い日本麻雀においては、闇雲に鳴いてもただ損することが多いものです。(リーチが日本独自の役ということもあってか、私が麻雀格闘倶楽部プレイヤーだった頃、香港接続の打ち手はやたらと鳴くという印象がありました)
 鳴きの技術が浸透していなかった時代には、メンゼン派の強者が多かったというのも頷けます。

 私も麻雀格闘倶楽部で打ち始めた頃は、どちらかというとメンゼン派の打ち手でした。しかし、「やたらと鳴く弱い打ち手」が目立つ一方、よく鳴いてよくアガるにも関わらず、振り込みが少ないタイプの強者がむしろ多いということに気付いてからは、段々と鳴き寄りにシフトしていきました。

 それから本書に出会って先制リーチの強さを知り、可能な限り攻め続けることを徹底した結果、同時並行でプレイしていたハンゲームの麻雀では、リーチ率20%超、フーロ率40%超。本書の打数型より圧倒的にフーロ率が高く、打点型よりもリーチ率が高いというデータになりました。リーチ率はともかく、フーロ率に関しては当時からしても「異端」の域だったかもしれませんが、天鳳になってからはフーロ率40%超の上位者もさほど珍しくなっていたので、ひょっとしたら、「現代麻雀技術論」の影響も少なからずあったのかもしれません。

 最近は天鳳のフィールドに合わせるということもあってフーロ率が下がってきています。鳴きについてはまだ未解明な部分も多い領域です。あなたもさらに「強く」なれる。本書の言葉を信じて、今後も麻雀研究に努めて参りたいと思います。

本記事に関するご紹介

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この記事のライター

ネマタ
現役の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。1984年佐賀県生まれ。東京大学文学部中退。

サイト:現代麻雀技術論
著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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