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ネマタの戦術本レビュー第548回「片山まさゆきの楽勝麻雀 著:片山まさゆき  その28」

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Q47

 打

 メンピンドラ1でも打点的には十分なので受け入れ枚数重視の打でよさそうですが、ヘッドレス1シャンテンなので、789三色になる受け入れはを残した方が1枚多くなります。見た目のうえでは1枚差ですが、の使われやすさを考慮すると実際は更に差がつく可能性もあります。

 また、ツモで単騎リーチを打つ選択肢もできます。が1枚切れなら、ノベタンに和了率で勝ります。

 更には、打としてテンパイを逃すツモでも、今度は打として三色と一通の両天秤、きわめて手広いヘッドレス1シャンテンに受けることができます。ツモに限らず、より手広いヘッドレスになるツモならそこでを切ります。

 このように今回は打とする利点は安牌残しだけではありません。これなら打に分があるのではないでしょうか。

Q48

 打

 打牌候補はに加えてがあります。それぞれ確認してみましょう。

 打:ヘッドレス1シャンテン(本書では完全1シャンテンと表現されていますが、当記事では雀頭の代わりに3メンツ取ることのできる牌姿はヘッドレスに分類し、完全1シャンテンは2メンツ1雀頭2リャンメン1フォロー牌の形で3メンツ取ることができないものにのみ用いることとします)で、で雀頭が出来てテンパイ時に必ず良形が残る形。良形テンパイになる受け入れが6種18枚となれば和了率は完全1シャンテンに近く、これ以上受け入れが増えても和了率はさほど上がりません。ツモなら打、ツモなら 打とする選択もあるのでテンパイ時にドラを切るリスクが避けられるのもメリット。特に条件が無ければこれが一番よさそうです。

 打:同じくヘッドレス1シャンテンですが、で雀頭ができるので受け入れは7種21枚。和了率は完全1シャンテン以上でカンチャンリーチに近いくらいです。ただし打なら裏ドラ無しで跳満ツモまでありましたが、こちらは裏無しなら満貫止まり。満貫手のダマをツモか裏で跳満にするためにリーチするのが得策なケースは結構ありますが、元々手広い1シャンテン同士なのでダマとリーチの比較ほどは和了率に差がつきません。基本は打がよいとみます。満貫アガればトップ安泰という局面なら打を選ぶこともありそうです。

 打:リャンメンが2つあるヘッドレス1シャンテン。ヘッドレスなら基本的にターツの数が多い方がテンパイしやすく、受け入れ枚数は実に9種27枚になります。

 ただしそのうちは単騎テンパイなので良形になる受け入れは7種21枚。しかもはドラが出ていくうえに、ツモは自分で3枚使っている待ち。打なら待ちになるので、和了率では打に劣り、打点では打に劣ることが多くなりそうです。「ターツが多いほどテンパイしやすく、のイーペーコー形は雀頭も作りやすい」という理由で初見では打でしたが、片山先生の著作は今見ても難しい何切る問題の宝庫。一筋縄ではいかないようです(笑)

 それでは打が全く見るとこがないかと言われればそうでもありません。最もテンパイしやすいのですから終盤でテンパイ料でもよしとする場合の他に、が場に薄い場合に打とすることも考えられます。が薄いなら打とした場合のみテンパイするをツモる可能性も相対的に上がっていると言えますね。

 打:当記事の定義的にはこちらが完全1シャンテン。基本的にメンツの数が多いほどテンパイしやすいので、受け入れ枚数は6種18枚と打や打に劣ります。しかもツモはドラが出ていくので、打点的にも打に勝るとは言えません。

 しかし、出アガリで跳満以上になる可能性が最も高いのが打です。オーラスで逆転に跳満が必要となれば打が候補になります。その場合はドラが出ていくツモは打、ツモは打とすることで、跳満になる受け入れを増やします。

 シンプルそうでなかなか奥が深い問題でした。難しい問題ほど正着を決めつけずに、どのような局面ならどの打牌が有力かを考えるようにしたいですね。

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この記事のライター

ネマタ
現役の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。1984年佐賀県生まれ。東京大学文学部中退。

サイト:現代麻雀技術論
著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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