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ネマタの戦術本レビュー第549回「片山まさゆきの楽勝麻雀 著:片山まさゆき  その29」

ネマタの戦術本レビュー第549回「片山まさゆきの楽勝麻雀 著:片山まさゆき その29」

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Q49

 打

 初見ではテンパイ取りダマ一択と思ったのですが、運良く平和三色になればツモって跳満。リーチ平和では一発ツモ裏込みでも平均打点は3500点程度なので打点差がかなりあります。

 また、良形テンパイを逃すツモでも、を落とせば123、234三色両天秤の1シャンテンに受けられます。

 

ならテンパイする受け入れ7種でいずれも高め三色。安めは平和のみとはいえ和了時の平均打点はリーチのみと比較して2倍以上。テンパイ取りダマからピンズの良形待ちでリーチした時よりもこの1シャンテンの方が優れているのではないでしょうか。

 片山先生の作品でも単騎テンパイに取れる手牌のテンパイ外しは何度となく出てきています。『ノーマーク爆牌党』だと

 や、

 (ドラ1枚)

のような牌姿が出てきます。いずれも当大介(打ち筋は素人同然だが何故か役満手がよく入る)がテンパイに取って外野から突っ込みが入るというものですが、前者は打点差が大き過ぎるので打とするとしても、後者は打でタンピン三色を狙うくらいならツモって満貫でよしとしてノベタンでリーチを打ちそうですね。

Q50

 打

 三色は2シャンテンですがをアンカンしても2シャンテン。三色は高め純チャンまであるのですから流石に三色変化は残します。

 789三色変化を残しつつ1シャンテンに取るなら打ですが、この手ならツモでテンパイしたところで、待ちのリーチのみよりは打としてツモの高打点変化を狙った方がよさそうです。それならこの時点で雀頭を崩す打。これならドラツモの変化も受けられますし、ツモで三色にならない1シャンテンになればそこでアンカンをする選択も残せます。は唯一の雀頭ですが、以外が雀頭になりさえすればより高打点が狙えるので、この手牌ならば打が有力と判断しました。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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