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ネマタの戦術本レビュー第551回「片山まさゆきの楽勝麻雀 著:片山まさゆき  その31」

ネマタの戦術本レビュー第551回「片山まさゆきの楽勝麻雀 著:片山まさゆき その31」

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Q53

 打

 役牌をポンしてリャンメンを落とせば生牌のダブも警戒されやすいところですが、それでも1000点リャンメンテンパイと、高め3900(ツモなら5200)のシャンポンなら後者が勝るとみてリャンメンを落とします。があるのでソーズリャンメンは残すとして、の比較もをツモった場合の比較。どちらもダブポンで満貫になるように受けますが、一旦を切ってからを落とせばは他家から読まれにくいというのもあり、微妙ですがから切ってそうです。

Q54

 打

 打としてを引いても、の3メンチャンリーチ40符2翻よりは、の変則待ちリーチ40符3翻に受けるところ。それなら高打点の受け入れ優先で受けを残します。

Q55

 打

 打なら4連形×2のくっつき1シャンテン。ツモでもテンパイという非常にアガリやすい形が残るので、これならアガリ率でもテンパイ取りダマと大差ないとみます。トップ目といっても加点のメリットは小さくないのですから、これならアガった時に高打点になりやすいテンパイ外しがよいとみます。

 同様の問題を見た時はドラがでした。今度はダマのままツモっても1000−2000ですがドラ表示牌が待ちになるので、むしろドラを切った方がアガリやすいまでありそうです。取りダマからドラをツモればダマでも高め跳満になりますが、アガリやすさを考慮すればむしろメンタンピン高め三色の方が強いとみるので、ドラの場合も実はドラ切りがよさそうですね。(webサイト版の現代麻雀技術論では同様の牌姿で取りダマを推奨しましたが、当時はカンチャン待ちの種類によるアガリ率の違いを軽視気味だったので、現在ではドラでも切りがよく見えます)

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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