- 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
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第3章 テーマ 19
鳴きやすいトイツが多いという条件が無くても、チートイツ1シャンテンと、鳴いてトイトイ2シャンテンでは後者の方がややアガリ率は高いようです。
しかし放銃率はトイトイの方が明確に高く、打点についても子の役牌トイトイは5200になることが多いですが、チートイツは他に役が無くてもリーチすれば一発ツモ裏込みで同程度の打点になります。よって、役牌トイツが1組ある手でも、鳴いてトイトイにするのは鳴きやすいトイツが揃っている時に留めることをお勧めします。
トイツが鳴けるかどうかは場況に影響されやすいというのにも注意が必要です。問題3はまさにその典型例。チートイツを狙う場合も、ヤオチュウ牌を待ちとして残すことにあまりこだわらない方がよさそうです。
第3章 テーマ 20
手変わり牌を残すか安牌を残すかの比較。これまでの戦術本でも何度となく取り上げてきましたが、「リーチが入った時に押し返さない手を押し返せる手にする」ような手変わり牌は優先的に残すようにします。
元々押し返す手なら押し返しを成功させやすくするためにも基本は安牌残し(高確率で先手が取れそうなら、河を強くしてアガリやすくしたいという理由で安牌を抱えないこともあります)。手変わりしても押し返さないなら、他に安牌が少ないなら他家リーチに備えて安牌残し。元々十分に安牌があるなら、少しでも手変わりを残すに越したことはないので浮き牌を残します。
問題1は「押し返せる手にする」浮き牌なので浮き牌残し。問題2はそこまでではないので安牌残しも考慮します。問題3も浮き牌があまり強くないですが、今度は浮き牌も比較的安全なので残すに越したことはなさそうです。
場況を見抜く!超実戦立体何切る

本書は平澤元気プロによる立体何切る問題集です。麻雀の「何切る問題」には大きく分けて2種類あり、自分の手牌だけの情報で受け入れ枚数が最も多くなるような牌を選ぶ「平面何切る」と麻雀の実戦さながら、相手3人の捨て牌やポン・チーの情報などを全て加味した上で何を切るかを選択する「立体何切る」があります。
麻雀界ではここ1、2年で「平面何切る」の良書が数多く出版されたこともあり、平面何切るにおいてはかなりレベルの高い知識が共有されています。
ではその中で差をつけるものは何でしょうか?その答えの一つが「立体何切る」です。
立体何切るでは、平面何切るの知識に加えて、河、点数状況、今が何局目であるか、といった多くのファクターを考え合わせた上での最善手を導き出す必要があります。
本書は現代麻雀の立体何切る問題集として先陣を切るものであり、本書の内容をマスターすることで一群から抜け出す雀力を身につけられるはずです。
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