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ネマタの戦術本レビュー第720回「場況を見抜く!超実戦立体何切る 著:平澤 元気 その17」

ネマタの戦術本レビュー第720回「場況を見抜く!超実戦立体何切る 著:平澤 元気 その17」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

コラム 2

 「因果応報」という言葉が出て来ましたが、これも元々は仏教用語です。

「因果」は正確には「因縁果」。因は直接的要因、縁は間接的要因。因だけでは果は生じず、因に縁が働くことで果が生じます。


 麻雀で言えばまさに、因が「選択」、縁が「抽選」、果が「結果」です。どんなに良い選択をしても、抽選に恵まれなければ、勝利という良い結果は得られませんし、逆もまた然りです。たまに「運だけで勝った」という表現を見ますが、たとえ親の配牌でアガっていたとしても、「アガっている」ことを認識してアガることを選択しなければ天和にはなりませんので、完全に運だけということはありません(天和を見逃してしまった人の話も何度か聞きました)。


 「良いプレイをした後は良い配牌やツモがくる」というのは、「選択」が「抽選」に影響を与えるという話なので「オカルト」に過ぎませんが、オーラスでダントツの親であれば、例え配牌が

」であっても、ベタオリすればよいだけなので悪くありません。一方、オーラスでダンラスの子、倍満以上が必要となれば、

」こんな配牌が来ても嬉しくありません。むしろ先ほどのような配牌の方が国士無双の可能性があるだけマシかもしれません。このように、「良いプレイをして良い結果が出た」のであれば、同じ配牌やツモでも都合が良いことが多いということは言えます。また、プレイヤーが未熟であれば逆転の目が残るツモが来ても見落としてしまうかもしれないので、「良いプレイができる打ち手にとっては、同じ配牌、ツモでも良さを見出すことができる」ということも言えるでしょう。

これらは、「結果」が「選択」に影響を与えるという話なので「オカルト」ではありません。「選択」「抽選」「結果」にそれぞれ置き換えて考えてみれば、一般的に「流れ論」とまとめられる話がオカルトかそうでないかを見抜きやすくなります。


 本書では「スタンプカード」の喩えが出てきますが、どちらかと言えば「くじ引き」の方が麻雀というゲームの性質に近く、初心者にもとっつきやすい話ができるのではないでしょうか。

くじを引かないことには当たりが出ることはなく(テンパイしなければアガれない)。くじをたくさん引くほど当たりが出やすい(早くテンパイした方がアガリやすい)。当たりがたくさん入っているくじを引くほど当たりがでやすい(アガリやすい待ちを残す)。大当たりが入っているくじを引く方が勝ちやすい(高打点を狙う)。相手に不要にくじを引かせない(振り込みを避ける)という感じです。

場況を見抜く!超実戦立体何切る

本書は平澤元気プロによる立体何切る問題集です。麻雀の「何切る問題」には大きく分けて2種類あり、自分の手牌だけの情報で受け入れ枚数が最も多くなるような牌を選ぶ「平面何切る」と麻雀の実戦さながら、相手3人の捨て牌やポン・チーの情報などを全て加味した上で何を切るかを選択する「立体何切る」があります。

麻雀界ではここ1、2年で「平面何切る」の良書が数多く出版されたこともあり、平面何切るにおいてはかなりレベルの高い知識が共有されています。

ではその中で差をつけるものは何でしょうか?その答えの一つが「立体何切る」です。

立体何切るでは、平面何切るの知識に加えて、河、点数状況、今が何局目であるか、といった多くのファクターを考え合わせた上での最善手を導き出す必要があります。

本書は現代麻雀の立体何切る問題集として先陣を切るものであり、本書の内容をマスターすることで一群から抜け出す雀力を身につけられるはずです。

 
平澤 元気
単行本:1,663円
Kindle Unlimited
 
 

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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