- 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
- ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
- 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!
- 鳳南研究所の麻雀ウォッチ記事はこちら!
第1章 26
「よそ行き麻雀」がどんな打ち方かを具体的に示せばこのような感じになるでしょうか。
昨今の戦術書で麻雀を学ばれた方なら、このような打ち方では勝てないことは御存知のことと思われますが、対戦ゲームとしてだけでなく、コミュニケーションツールとして用いられることが多かったのも、「よそ行き麻雀」が好まれた理由に挙げられるでしょう。卓上では全員が全力で相手を負かすことを目指し、卓外では全員が楽しめるようにお互いが気を遣う。そのような麻雀の輪が広がることを切に願います。
第1章 27
全くの我流で打っている人であれば、たとえ勝ち組だとしても昨今の戦術書に目を通されることをお勧めしますが、この本を手に取られる方は他の戦術書を何冊か読んだ事があるという方が多いと思います。そのような方は文字通りの意味で「読むな」とは申しませんが、「熟読せずに流し読む」ことをお勧めします。
戦術本を読んでみたいけどなかなか時間が取れないと悩まれている方も見かけますが、ほんの少し空いた時間に流し読みされるだけでも結構です。繰り返していれば流し読みだけでも自然と本の内容を覚えて身に付くようになります。
第1章 28
山崎一夫氏は「棒テン即リー全ツッパ」という、「2の2の2」戦術とは反する言葉を広めた方でもあります。御本人はそれほどリャンメンリーチにこだわる打ち手ではないので、「2の2の2」はリーチ判断の基準というよりは、「よほどのことがない限りはリーチ有利」であるケースを示したものとみるべきでしょう。
戦術書に書かれてある知識も、「よほどのことがない限り成り立つ」ものだけでなく、「分岐点上の基準を示してある」ものや、「個別のケースでのみ成り立つ」ものもあります。前者に関しては鵜呑みにするくらいでちょうどよいのですが、後者二つを前者のように捉えていると知識を取り入れたことがかえって仇になりかねません。自分に合う合わないよりまず、そのセオリーが成り立つ前提を確認する癖をつけることをお勧めします。
竹書房で一番麻雀が強い男が明かすセット麻雀必勝法
史上初、セット麻雀(知り合い同士の麻雀)必勝法の本です。
もし知り合いと麻雀をしたことのある人でしたら感じたことがあると思いますが、どんなセット麻雀にもそこに「勝ち頭」の人がいます。なんであいつに勝てないんだろう?
その人とあなたはどこが違うのでしょうか。
本書は竹書房という一会社を例にそれを解き明かします。ぜひこれを読んであなたも「勝ち頭」になってください。
購入はこちら