- 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
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第1章 セオリー21
序盤から中張牌がバラ切りされ、リーチ宣言牌が字牌のような他家に使われづらく山に残ってそうな牌である場合、リーチ者がチートイツである可能性が高まるということはよく言われる話です。
ただしこれだけでは、序盤は不要なヤオチュウ牌が少なく、途中で字牌を安牌として抱えていたメンツ手の可能性を否定できません。これだけの条件なら、188ページ下の手牌程度の手で1枚切れ字牌を切るかどうかが変わる程度で、押し引き判断に与える影響は小さいでしょう。
ここから、「メンツ手だとすると手順上不自然なので、チートイツ濃厚」とまで読みの精度を上げることができるのが190ページ(2)から取り上げられている特徴です。190ページ(1)だけの条件では、リーチに対する危険牌の序列までは変わらない(字牌やスジの危険度が上がるとはいえ、無スジがかえって通るとまではいかない)とされます。しかしチートイツに限らず、特徴的な手順まで含めて考えると、字牌絡みの手役が出来ていることが読めるケースは案外珍しくないものです。
チートイツを狙う側の立場で意識しておきたいことは、「待ちにしたいのは字牌だが、重ねたいのはむしろ中張牌」であるということ。チートイツが読まれにくいというだけでなく、他家に中張牌を鳴かれてアガられてしまう可能性が下がるというメリットもあります。テンパイ時の待ちについても、1シャンテンで待ち頃の浮き牌が2種あればテンパイ時に必ずどちらかの待ちを残すことができますし、1種だけでも単純計算で2/3はその牌を待ちにすることができます。中盤以降は安牌を抱えておくという意味でも字牌を残すことは増えますが、序盤はむしろ決め打ちしないのが得策。もちろん193ページの牌図のように、メンツ手をみるにしても字牌を残した方がよい場合は別。読まれにくいようにするというよりは、山に残ってそうな牌を判別できないうちは、チートイツ本線だとしてもメンツ手を狙うように手作りをすると考えるのがよさそうです。具体的な手順については、『麻雀強者の0秒思考』、思考7、思考11の内容が参考になります。
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