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ネマタの戦術本レビュー第908回「『初代Mリーガー松本のベストバランス麻雀』著:松本吉弘 その11」

ネマタの戦術本レビュー第908回「『初代Mリーガー松本のベストバランス麻雀』著:松本吉弘 その11」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

第二章

11

89ページの手牌はのみ1000点に終わることが多い2シャンテン。1手進んでも1シャンテンではリーチに押し返せないとなると、安牌が確保出来なければそもそも6巡目の中をスルーした方がよさそうです。うまくメンゼンでテンパイすれば234三色で高打点になる可能性がそれなりにあるというのもあります。

 

とはいえ、できればアガリ率を重視したい局面で毎回スルーするようでは勝つのも難しくなるので、鳴いたうえで、安牌になりやすいメンツ候補を残しながら打つという選択も意識しておきましょう。今回はが親の現物、トイツはポンできるとはいえ、それでも基本は単独のトイツよりはリャンカンの方がアガリやすいとみて打としていますが、全体的に場にピンズが安く、ソーズが高いとなればリャンカン落としも考えられます。余剰牌が生まれたとしても、それ以上にメンツにしやすい組が残るのであれば、弱いターツを奇数枚で構成するセオリーにこだわることもありません。

場況からメンツを完成させやすい牌を残すことは、安全になりやすい牌を残すことでもあるので一石二鳥です。

 

がドラなら本書でも触れられているように、河の強さを意識して打とすることが多いでしょう。をトイツで並べるとが通されやすくなり、ソーズのリャンカンを外せばソーズ全体が通されやすくなります。

鳴きに関しても、こちらが役牌のドラをポンしているとなれば期待しづらいので、メンゼンで進めた場合にアガリやすい手組が残る選択が有力になりやすくなります。

初代Mリーガー松本のベストバランス麻雀

新鋭Mリーガーによる待望の戦術書!

現在麻雀界はMリーグの開幕で活況を呈しています。トッププレイヤーによる真剣勝負をリアルタイムで観戦できるのは麻雀ファンとしても興味の尽きないところです。 そんなMリーグに最年少で参加しているのが日本プロ麻雀協会所属の松本吉弘プロ。第9回 TwinCup優勝、第25期 發王戦優勝などの勢いを買われ、サイバーエージェントがオーナーを務める「渋谷ABEMAS」に大抜擢されました。 元高校球児で強面。その容貌から「卓上のヒットマン」の愛称でファンに知られている松本プロですが、麻雀の腕も一級品。 その場の状況に応じて様々なスタイルを使い分ける「ベストバランス麻雀」を身上としてMリーグでも活躍しています。 本書は手順、読み、大局観、ゲーム回し、押し引きといった麻雀で勝つための重要事項をテーマに、松本プロが自身の戦術を初披露した、ファン注目の一冊です。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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