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ネマタの戦術本レビュー第932回「『超メンゼン主義麻雀』編 その2 著:リツミサン」編

ネマタの戦術本レビュー第932回「『超メンゼン主義麻雀』編 その2 著:リツミサン」編

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

当レビューは書籍の内容に関するネマタ氏が当書の回答に異論があるもの、追記事項があるものを取り上げます。姿牌、局面については書籍を購入してご確認下さい。

16p 雀頭含めて5ブロック揃っているので、ポンはシャンテン変わらずの仕掛け。鳴いた方がアガリやすくなるとはいえ、雀頭が有る場合ほどではありません。

個人的にはアタマの出来やすさ以上に打点に着目したいところ。スルーしても変化を経由せずにテンパイした場合はリーチのみ止まりですが、ドラがで全ての赤が使えることから、リーチドラ1をツモって裏1で満貫に届くケースもそれなりにあります。手変わりを正確に評価するのは難しいですが、どちらかと言えば鳴きを推奨する戦術本では手変わりを考慮する必要がない牌姿が扱われていることが多かったので、今回くらいのケースでも鳴くという方は意識されても損はないと思います。

17p こちらは鳴いて高打点になるので役牌は鳴きの一手。ドラがが無い場合も、他に役牌か一通がつけばホンイツで満貫。ドラをツモった場合も、を残していれば鳴かない方が手牌の価値が高いとまではいかないとみてポン打としそうですが、そもそもその場合はを残しているので、16pと同様の理由で結果的にスルーすることが多そうです。

18p こちらの仕掛けが高く見える仕掛けなら他家の真っ直ぐ押しづらく、結果的にリーチをかけられる頻度も減ります。そもそも押されたとしてもこちらの高打点が見える手なら押し返しても分の悪い勝負ではないので、序盤から鳴いても高打点が狙える手なら、守備力はさほど意識する必要がありません。

南場のトップ目といってもそれほど点差がないなら鳴いて打を推奨しますが、打という選択も意識しておきましょう。

19p リーチドラ2もツモれば満貫なので、ホンイツドラ2とそれほど打点差がありません。仕掛けがきくようになる代わりに、リャンメンを1つ落としてシャンテン変わらずとなると、ピンズを他家に押さえられることを踏まえるとそれほどアガリやすくなっているかと言われると怪しいもの。面子を作りにくいところからのみ仕掛ける一例と言えます。他色のリャンメンが無い場合や、染めた場合と染めずにリーチした場合の打点が大差ならからも仕掛けます。

リツミサンの『超メンゼン主義麻雀』

小さい上がりをリスクを回避しながら積み重ねていくのが良しとされる天鳳。平均フーロ率3~4割が当たり前という中にあって、フーロ率2割2分という驚異的な少なさでハイアベレージを続けている異色のプレーヤーがいます。それがリツミサンです。

鳴かなければ手牌が複雑になり、より正確な状況判断能力や読みの力が要求されるのが麻雀。リツミサンの麻雀の特長はまさにその正確な状況判断と読みの確かさにあります。本書でリツミサンが何を、どう考えて麻雀を打っているか、その全貌を見ることができます。

また、「ミスからどのように学べるか」「読みは相手より自分の手を見返すほうが効率よく学べる」など、上達のアドバイスが随所に書かれているのも本書の大きな特長。 一冊を通して読めば、これまで自分が考えたことがなかったような麻雀の捉え方や新しい選択肢が必ず見つかるはずです。 

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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