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ネマタの戦術本レビュー第1163回「『必勝!麻雀実戦対局問題集』編 その11 著:多井隆晴」

ネマタの戦術本レビュー第1163回「『必勝!麻雀実戦対局問題集』編 その11 著:多井隆晴」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
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当レビューは書籍の内容に関するネマタ氏が当書の回答に異論があるもの、追記事項があるもの、または更に掘り下げたい部分等を取り上げます。姿牌、局面については書籍を購入してご確認下さい。

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問題13 地獄単騎待ち

リーチチートイツ赤は出アガリ6400、裏が乗れば12000。リーチの加点効率がかなり良い手である以上、単騎に受けるならリーチの一手。地獄単騎でも字牌待ちなら、無スジ19牌単騎より高いアガリ率が見込めます。元々リーチ効率が良い手である以上、ツモのタンピン二盃口への手変わりがあるとはいえリーチ有利は覆りません。変化を理由にリーチしないのは手変わりが非常に豊富なケースに限るのですから、理想型の一歩手前程度の手はリーチした方がよいのです。12巡目の地獄単騎(3枚見え字牌)でもリーチするのですから、それよりアガリやすい7巡目生牌単騎はなおのことリーチが良いでしょう。

ただし問題はドラ単騎ダマやリーチと比較して本当に良いと言えるのかということ。ドラ待ちはダマでも比較的出アガリしにくく、リーチなら出アガリ12000、裏が乗れば16000と加点効率がそこそこあることを踏まえると、どちらかと言えばリーチに分が有りそうです。

ただしドラ待ちである以上アガリ率はもちろん低く、字牌単騎だとしても無スジ456カンチャンと同程度かそれ以下のアガリ率。を切ってスジ単騎が1枚見え字牌単騎に収支で勝ることから若干アガリ率が高くなると考えられますが、それでも無スジ456カンチャンと同程度というところでしょうか。

それならアガリ率はリャンメンに近く、打点は満貫に近い字牌単騎と、打点は跳満以上だがアガリ率は無スジカンチャン程度のドラ単騎の比較になるので、どちらかと言えば字牌単騎に分があるという結論で問題なさそうです。

練習問題は字牌単騎については1枚見え(生牌)より2枚見え(1枚切れ)がアガリやすいことから単騎リーチ。同じ種類で待ちが少ない方がアガリやすくなる数少ない例外。利用頻度もかなり高いので押さえておきましょう。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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