九蓮宝燈はアガると死ぬとよく言われますが、この都市伝説が有名になったのは阿佐田哲也氏の『麻雀放浪記』で九蓮をアガった打ち手が死亡する描写があるためでしょう。なお、当の阿佐田哲也氏本人は九蓮をアガった数日後に足を捻挫したそうです。死ななくてよかったですね(笑)
九蓮をアガると死ぬという都市伝説は「麻雀放浪記」以前からあるようで、何故そのように言われるようになったかは諸説ありますが、個人的には、「九蓮宝燈をアガるほど麻雀をやり込んでいたら健康に良くないから早死にする」という話のような気がしなくもありません(笑)
九蓮に関する私のエピソード。実は四人麻雀ではまだアガったことが無く、高校生の頃ゲームの麻雀でテンパイまで行っただけ。ピンズのでアガれば九蓮で、3メンチャン以上ではなかったので、おそらく牌姿はか。テンパイしたけど何かアガれなさそうだなと思ったらやっぱりアガれなかった記憶があります。
四人麻雀ではアガったことがありませんが、三人麻雀なら三回あります。最初にアガった時は「麻雀格闘倶楽部5」(「5」から三人麻雀が導入されました。)での形でテンパイ。しかし対門がととをポンしているところに生牌のをツモってきてしまいました。2フーロまでならを持たれていない組み合わせも多々あるのでアガリ牌以外は何でもツモ切る予定でしたが、3フーロのうえに河と合わせるとを持たれていないケースは相当考えにくい。少しだけ迷いましたが、九蓮テンパイでは流石に崩せないとを勝負。切りの瞬間ラグがかかり、やっぱりダメだったかと思っていると、対門からロン…ではなくポンの声。裸になった対門から出てきたのは真っ赤なでした。
二回目はそれから何と一週間後。最初(北は客風)の形でテンパイしていましたが、満貫をツモるとラス目が飛んで2着のままだったのでダマテン。すぐをツモって、「一発がついて跳満ならトップだったよ」と思いつつも、九蓮チャンスなので特に悔しがることもなく打。そうすると次巡ツモったのは真っ赤なでまさかの純正テンパイ。その後アガリ牌が何巡か出なかったので、これでアガれなかったらむしろ面白いなと思っていたらピンズをツモってきました。
一週間で九蓮を二回、しかもどちらもかなり劇的なアガリ方だったので、三回目はもはや何の感慨も覚えませんでした。覚えているのはアガったという結果のみ。慣れって怖いですね(笑)