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第83回 ネマタの麻雀徒然草

第83回 ネマタの麻雀徒然草

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ネマタの麻雀徒然草とは
  • 『ネマタの麻雀徒然草』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる「麻雀に関する話題を徒然なるままに書き連ねていく」コラムです。
  • 第1回はコチラ

 戦術本『麻雀の2択』のレビューを始めさせていただきました。こちらでは本書で取り上げられている、「データの泉」を元に思うところを徒然なるままに書かせていただきます。データの具体的な数値については、是非とも本書を購入のうえ御確認下さい。

「データの泉」24p

 一昔前は、ペンチャンがあるから3の牌が最も危険と書かれていた戦術書もありました。4、5はリャンメンが2種類あるうえに、手作りの過程でペンチャンよりもリャンメンの方が残されやすいのですから、もちろんこれは誤りです。3はタンヤオとチャンタ両方使えるから危険になるという説もありましたが、出現率はタンヤオの方が圧倒的に高いうえに、4、5の方がタンヤオで使いやすいです。

 種類が色々あると量も沢山あるように見えますが、実際は1種類しかない方が量で勝る場合もあります。統計によって定量的なデータ、本書の編集者の言葉を借りれば「どれぐらい」が分かったことで、従来のセオリーの誤りに気付くことができました。人がいかに定量的ではなく、定性的に判断しがちであるかということにも気付かされます。

 5が赤ドラであるから、赤5が有るルールでは5が危険になると言われることもありましたが、赤5が手元に残されるのであれば待ちとして残りやすいのは5よりもむしろカンチャンの4。赤5を持っているなら5は3枚、3は4枚。しかもトイツはヘッドになってシャンポン以外の待ちになる場合もあります。言われてみれば簡単なことですが、「5」に着目するがあまり見落としがちかもしれません。

 少し話は変わりますが「ドラより怖いドラそば」。あるいは、「ドラより怖いドラ表示牌」という言葉もあります。放銃時の打点だけでなく、放銃率の観点からも一番怖いのはドラそのものであり、「より怖い」というのは言葉通りに捉えるならやはり誤りです。「ドラそば」については、ドラそのものは1種しかないけれどもドラそばは複数あることからそのように感じてしまうということから来ているのかもしれません。

 「ドラ表示牌」についてはドラそのものより1枚少なくなりますが、その分急所になりやすく、ドラ表示牌のカンチャンを鳴かれてアガられてしまった時の印象が強く残りやすかったというところでしょうか。実際にはカンチャン以外にシャンポンや単騎もあり、そちらは明確にドラ表示牌よりドラそのものが残っていることが多いのですから、やはり最も怖いのはドラそのものです。

 ドラは誰しもが警戒するからこそ、ドラそばにも気をつけようという意味合いで生まれた、セオリーというよりは諺の類なのかもしれませんが、いずれにせよ、誤ったセオリーが生まれる要因として、人が定量的な判断を苦手にしているという面が大きそうです。実戦では本書の2択よりずっと複雑な判断を迫られることも多く、そのような局面で定量的な判断を下すことは相当困難ではありますが、少なくとも意識はしておきたいものです。

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