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最序盤、村上の微妙な守備意識 1分でわかるドリブンズの思考 第17回

最序盤、村上の微妙な守備意識 1分でわかるドリブンズの思考 第17回

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こんにちは!赤坂ドリブンズの広報担当です!今日もドリブンズメンバーの思考を1分程度で読める記事にして紹介していきます!

第17回は、3月23日1回戦から。

この半荘、リーチ超人・村上淳が大爆発。
ダマテンでもマンガンの手をリーチツモで3,000・6,000。

テンパイ外しで一発ツモ逃しからのフリテンリーチで、結局一発でツモるんかーい4,000オール。

リーチツモ・・・ウラ3、4,000オール。

リーチツモリーチツモリーチツモと、ド派手なリーヅモ攻勢で99.9ポイントという特大のトップを決めた村上だが、私が試合直後に尋ねたのは、実はものすごく地味な1打だった。

東1局、西家の村上は、ここから打とする。

打牌候補は

手牌にが余剰牌としてあるため、牌の機能上はを残した方が有利である。引きでのリャンカン形ができるからだ。

しかし、それを無視してと打ったのにはどういう意図があったのだろうか。

村上がオヤの現物だからね」

確かにそれはわかる。私も試合当時にそういうツイートをした。


だが、まだ1巡目。現在主流となっているのは自分の都合で手を広げる打だと思うが、攻撃を受けるリスクが低いこの最序盤ですら守備を考える村上の感覚とはどのようなものなのだろうか。

村上「可能性が低いとはいえ、オヤから2巡目にスパっとリーチが入ることって、やっぱりあるからね。比較対象のぐらいなら機能的にもそんなに差がないと思うし、それなら残すかなあ。もし比較対象がだったら(引きで両面ターツができるため)切るよ。もちろん、もう少し巡目が進んで他に通りそうな牌ができたりしたらも打っていくんだけど、2巡目ぐらいまでってどうやってもアンパイが探せないことが多いから、オヤの現物を持つことが多いかも」

なるほど。アンパイが少ない最序盤だからこその選択ともいえるのかもしれない。

さらに村上は、興味深いことを付け加えた。

村上「それに、序盤の端牌の切り順ってそこまで正確にやってないんだよね。例えば、と持っていたら、普通から切るよね?」

でカバーできるため、当然そうだろう。

村上「でも、おれはランダムにから切ったりもするんだよね。もちろんあまり差がなさそうなときだけどね。そうすることで、が軸になっていると読み違えてくれたり、を遅く手出しすることでを持っていると読み違えてくれたりもするかもしれないし、そういうところで少しずつ予防線を張っている感じだね」

面白い。まっすぐにリーチに向かうスタイルだからこそ、こういうところで少しずつでもまっすぐに読まれることに対して予防線を張っているというわけである。

東1局の1巡目、この良さそうな手牌を手にしてもアンパイを考える村上に対し、弱気すぎでは?との声もあるだろう。

しかし、村上のスタイルを考えた場合、確かにアリかもな、と思わされる興味深さがあった。

■ファイナルシリーズ7日目と最終日は3月30日(土)、3月31日(日)15時よりAbemaTV 麻雀チャンネルにて放送予定となっています。

この記事のライター

赤坂ドリブンズ 広報
Mリーグ 赤坂ドリブンズの広報担当です。
園田賢、村上淳、鈴木たろうの3選手が、赤牌入り競技麻雀という未開の地を切り開き勝利に向けてドライブします。
選手の思考や舞台裏の様子を伝えていきます!

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