<麻雀最強戦2018>◇9日◇ファイナル
日本で一番強い雀士を決める「麻雀最強戦2018」(竹書房・近代麻雀主催)のファイナルが9日に行われ、近藤誠一(日本プロ麻雀協会)が優勝。賞金300万円を手にした。近藤はMリーグ・セガサミーフェニックスにドラフト2位で選出。そして4度目の最高位を戴冠。。その勢いで最強位となった。
近藤は予選C卓で紺野真太郎(日本プロ麻雀連盟)、愛内よしえ(日本プロ麻雀協会)、小林剛(麻将連合)と対局。その東1局でいきなり大技を見せつける。北家で8種9牌の配牌から国士無双に向かうと僅か6巡目に待ちで聴牌。8巡目に紺野からが放たれ、32000のアガリをものにした。
しかし、小林が東3局の2本場親番でのリーチ・ツモ・タンヤオ・嶺上開花での4000オール。一時点差が1万点を切るまで迫ったが、近藤が逃げ切り決勝進出を決めた。
事前にTwitterで行われたC卓の勝者予想では、近藤に投票したファンは38%。一番人気の小林は53%投票されていた。
決勝はA卓から片山まさゆき、B卓から渡辺洋香(最高位戦日本プロ麻雀協会)、D卓からはアマチュア最強依の野間一列さんが勝ち上がった。
決勝は東家から野間、片山、近藤、渡辺の座順で開始した。東一局に親の野間さんが6巡目に先制リーチ。しかしそれに対して近藤が一発目から無筋を4枚押してが3枚切れので追い掛けリーチ。一発で野間さんが掴み、裏ドラも乗り12000のアガリで開幕した。
その後も近藤はアガリを重ね南入。野間さんが原点付近まで点棒を戻して親番を迎えたが、近藤が5巡目に三色確定のシャンポン待ちを立直。片山からのアガリを決め、2着目の野間さんの親を蹴るとともに大きな加点に成功した。
南3局の近藤の親番では、終盤に片山が四暗刻聴牌を果たしたものの自分のツモ山にはなく流局。
南4局は渡辺の親番だったが、近藤がタンヤオ・一盃口の聴牌を入れ、渡辺からのあがりで優勝を決めた。
最高位で最強位を獲得したのは飯田正人、張敏賢に続き3人目。「ようやくたどり着くことができました。張敏賢、飯田正人に次ぐ、三人目の「最高で最強」になることができました。長時間のご視聴ありがとうございました!」と喜びを語った。
【A卓】 1位:片山まさゆき 2位:前原雄大 3位:鈴木達也 4位:仲田加南
【B卓】 1位:渡辺洋香 2位:岩﨑誠 3位:瀬戸熊直樹 4位:福本伸行
【C卓】 1位:近藤誠一 2位:小林剛 3位:愛内よしえ 4位:紺野真太郎
【D卓】 1位:野間一列 2位:金太賢 3位:内川幸太郎 4位:勝又健志
【決勝】 1位:近藤誠一 2位:野間一列 3位:片山まさゆき 4位:渡辺洋香
近藤誠一(こんどうせいいち)プロフィール
1963年8月1日生まれの55歳。血液型はA型。兵庫県出身。最高位日本プロ麻雀協会所属。
Mリーグ・セガサミーフェニックス所属
主なタイトル:第37・40・41・43期最高位、第13回モンド王座、第10・11回モンド名人、四神降臨2013王座・2015秋陣、2015・2016日刊スポーツ杯スリアロCSGC、京都グリーン杯2016夏
Twitter:@kimu_wakajisi
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