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ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討  第72回

ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討 第72回

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ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第八期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第一節四回戦A卓

▼対局者
就活生@川村軍団
Ⓟ川崎たかし
木原浩一
おじさん

牌譜はこちら

 次節(11月30日)まで期間が空くので、これまでの対局の中で気になった局面を取り上げていくことにします。

 役無し単騎の仮テン。枚数だけなら単騎の方が多いですが、東家はとカンチャンを内から外したうえに手出しで打よりを残したとなると残りの1シャンテンの可能性も結構あります(実際はからツモで面子完成)。危険牌先切りでから切ります。

 東家はポン打で出アガリ5800、ツモ2600オールのテンパイ。

 が切れているのに手出しとなるといかにもが当たりそうですが、から打としてポン打となれば、()+面子+面子候補の形でが雀頭。待ちは別の色(切られている数牌をまたがないが本線)である可能性が高い。が当たるとすれば+面子候補でシャンポン待ちが残るケースです。
 それほど手変わりが多くなく端牌の単騎となれば即リーチを打ちそうにもなりますが、東家がと持っていたケースの場合はが残り1枚以下。めくり合いで不利になるケースが結構あるのでダマというところでしょうか。

 をツモりこれならもちろんリーチ。結果的に当たり牌を止めました。

 更にを一発でツモって跳満。相手の当たり牌を押さえてアガリきる気持ちのよい展開になりました。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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