二階堂亜樹プロの壮絶な過去を描いたコミックス「aki」の実写化映画 「女流闘牌伝aki -アキ-」が、2017年6月3日(土) よりシネマート新宿をはじめとした映画館で公開されます。主演のアキを演じた岡本夏美さんと、アキのライバル、面影ひまわり役の増田有華さんに映画の見所や麻雀について聞いてきました!
撮影期間は親と関わらないようにしてました
------出演の話がきたときの感想は?
増田 麻雀映画というのがとても新鮮でした。麻雀自体やったことがなく、ドンジャラくらいしかやったことがない。周りからは私が麻雀できそうに見えるらしく、面白いからやらないかと誘われたことはあります
------最近は、NMB48の須藤凜々花さんが麻雀番組をやっていたり、アイドルや女優が麻雀を打つことを公言されるようになりました。岡本さんは「咲-Saki-」にも出演されていました
岡本 確かに「咲-Saki-」は若手のアイドルや女優がたくさん集まって、みんなで麻雀やってましたからね
増田 見たけど描写が結構コミカルだったね
岡本 コミカルだったし原作に忠実でしたね
------同じ麻雀映画ですが、今回はどういった感じの作品でしょうか?
岡本 凄く人間味がある作品ですね。アキちゃんは15歳にして周りは台風のように色んな動きがあって、色んな感情が襲ってきて、それが凄く人間ぽくて愛らしいなと思いました
-------壮絶な過去ですが、アキと同じような体験は難しいですよね。
岡本 でも、この撮影期間は親とあまり関わらないようにしてました
増田 へー
岡本 家に帰ってきてもお母さんに会わないようにして
増田 それは事前に言ってたの?
岡本 うん
増田 言わなかったら急に反抗期が来たのかと思うよね(笑)
岡本 仕事で夜遅いときは寝ないでいつも待っててくれてたんですが、先に寝てていいよって言っていました
主人公アキを演じた岡本夏美
-------撮影期間はどれくらい?
岡本 撮影期間は10日くらいでした
増田 私たちが共演したのは3日間だけだったし
岡本 えええ!
増田 そうだよ(笑)
岡本 それはびっくり!
増田 長時間一緒にいたので、凄く長く感じましたけど
------初共演なのにとても息のぴったりなお二人ですね(笑)
麻雀プロは全部が見えているようでした
------麻雀プロと共演されましたが、麻雀にプロがいることはご存じでしたか?
岡本 最近ネットの放送でチラっと見たことがあって、プロの方がいらっしゃるとうっすら知ってました
増田 将棋のプロは知ってましたが、麻雀のプロに目を向けたことがなかったです。私の中で麻雀は仕事終わりにやる遊びの感覚だったので、人生をかけてやっている方がいるんだなと初めて知りました
岡本 一緒に出演してくださったのはとても新鮮でした。魚谷侑未さん、高宮まりさん、東城りおさんと休憩中に麻雀を打つ機会があったのですが、皆さんプロだから、私の手がわかるんですよ。「これ切ったら鳴けるよね」とか言われて。え?そんなに見られてるの?って。むしろプロの皆さんに勝たせてもらいました
増田 えー、凄い マジックじゃん!
共演した麻雀プロとの記念写真
------二階堂亜樹さんの印象は?
岡本 気さくな方で凄く優しい方だなと。そして凄く強い意志をお持ちだと思いました。それがこの映画にも繋がればいいなと、役を演じながら思っていました
-------一番の見所は?
増田 長回しで対局をずっと見せるシーンがたくさんあります。私たちも演じていて手応えを感じました。シーンとしてとてもインパクトがあるので、皆さんに見ていただきたいです
岡本 ほぼというか全部打つシーンですね
------では、かなり打つ練習をしたんでしょうか。牌の切り方は難しい?
岡本 練習しました!
増田 牌を2,3個化粧ポーチにいれて練習しました。他の現場で待合室でずっと触っていたら「大丈夫?」って聞かれて。麻雀に依存しているみたいに見えたみたい(笑)
------Instagramにアップされていた写真はとても様になっていましたね(笑)
------アキとひまわり、ご自身の性格との違いはありますか?
岡本 大人に対しての考え方は凄く似ています。あまり周りに助けを求めないというか、全部自分でやってしまおうということが、良くも悪くも私もアキちゃんもやってしまうところがあって。でもあんなに行動力はないですね。15歳で、一人で、ホームレス状態というのはさすがにないので、甘えてるなーと自分で思いましたけど。アキちゃんは覚悟があるなと
増田 ひまわりはとにかく気が強くて我が強くて。私が似てるなと思ったのは、アキちゃんに対してライバル心があって、食らいついていきたいのに、余裕に見せている、若いのに斜に構えている感じですね。私がAKBで活動しているときに大人達の前で、同世代の女の子の中でライバル心を燃やしている子に対して、「私、余裕だからどうぞ」とあえて譲るところが、ひまわりに似ているなと
岡本 すご!
増田 AKBとか入れる?大所帯
岡本 ・・・
増田 無理そうだよね(笑)
ライバルひまわりを演じた増田有華
麻雀は卓の上にみんなの脳みそを出しているような感覚が面白い
------麻雀の面白いところは?
岡本 とても人を見るじゃないですか、クセとその人の考え方とか。人間観察が皆さんうまい。こういうコミュニケーションもあるんだなと
増田 食事以外でテーブルを囲んでというのはないよね。卓上にみんなの脳みそを出しているような感覚になるのが面白かったですね
------麻雀は性格が出るといわれますしね。
岡本 本編の中にありましたね。感情を出す人もいれば、丁寧に打つ方もいて、個性が面白いなと思いました
------麻雀の難しいところは?
岡本 難しいですね。まだ私たちは自分の手牌しか見えていない。捨て牌も見て、残りの山も見て、そんなのできる気がしないですもん
増田 トランプと同じだと思ってたんですが、トランプは捨てた札はあまり見ないじゃないですか。でも麻雀は捨て牌を見ないといけないから、全然気が抜けない
岡本 みなさん集中力が凄いなと思いました
------どのくらい麻雀を覚えました?
岡本 役は全部覚えられませんでした
増田 役は難しかったですね
岡本 四暗刻は覚えました!
増田 ひまわりは良く鳴く人だったので、役と同じでポンとかチーとか鳴くのが好きでしたね。役無くても鳴いちゃって(笑)見せたがる、パフォーマンス的な
岡本 私が個人的に好きな仕草があるんです。ドラをめくるときに、人差し指でくるっとやるのが好きで。あれができた時の喜び。あと小手返しもできるようになりました
増田 牌捌きがとてもキレイだよね
岡本 ずっとやっていたらできてましたね。小手返しではないのですが、カチャカチャするシーンは急遽いれるようになりました。それがアキさんの癖でもあったので、カットされてなければあると思います
------じゃあ今麻雀を打ちましょうとなったら打てる?
増田 普通にゲームはできるようになりました!
岡本 私、麻雀セットを全部持っているので、父とおじと一緒にやろうと思います。事務所の人もできるから、事務所に持ってってやろうかなと!
------是非今後も麻雀を続けていただけると嬉しいです!ありがとうございました!
プロフィール
岡本夏美(おかもと・なつみ)
1998年7月1日生まれ 神奈川県出身
2011年、雑誌「ラブベリー」のオーディションでグランプリを獲得。同誌専属モデルを経て、2012年から雑誌「nicola」の専属モデルとして活動。2015年より『Seventeen』の専属モデルを務める。同年、情報番組「ワイドナショー」に準レギュラーとして出演し、幅広い世代から注目を浴びる。モデル業だけでなく女優としても活動の幅を広げており、2017年ブレイク必至、大注目の若手女優である。主な出演作品に、映画「仮面ライダー1号」、「ボクソール☆ライドショー~恐怖の廃校脱出!」、「HANA」、「人狼ゲーム プリズン・ブレイク」、「咲-Saki-」、ドラマ「夜行観覧車」、「GTO」、「地獄先生ぬ~べ~」などがある。
増田有華(ますだ・ゆか)
1991年8月3日生まれ 大阪府出身
2006年、AKB48のオーディションに合格。派生ユニットであるDiVAのメンバー。2012年にAKBを卒業。映画やドラマ、歌唱力を活かしてミュージカルに出演、2017年4月26日にシングル「愛してたの」でエイベックスからソロデビューを飾った。主な出演作品に映画「ひとりかくれんぼ 新劇場版」「劇場版 呪報2405 ワタシが死ぬ理由」「ヒロイン失格」、ドラマ「リミット」「イタズラなKiss2~Love In Okinawa」、ミュージカル「ウィズ〜オズの魔法使い〜」などがある。
映画「女流闘牌伝 aki -アキ-」
初日舞台挨拶の開催が決定!
【日時】6月3日(土) 16:25の回上映後
【場所】シネマート新宿
【登壇者(予定)】岡本夏美、増田有華、中山絵梨奈、二階堂亜樹、中村祐太郎監督
▼関連ページ
http://www.cinemart.co.jp/theater/shinjuku/topics/20170515_14298.html
■ストーリー
雀荘で生まれ育った少女アキ(岡本夏美)。15歳の冬、ボストンバッグひとつで東京にやってきた彼女が求めたのは、自分の力だけで勝ち取る「本物の人生」だった。大都会の厳しさに打ちひしがれながらも、自身が持つ唯一の武器「麻雀」によって生きることを決意するアキ。しかし、その前に立ち塞がる汚い大人たちと大都会の現実…。だが、少女雀士ひまわり(増田有華)と“ミスター麻雀”小島武夫(岩松了)との出会いが、彼女の「人生」と「麻雀」を大きく変えていくこととなる…。女流麻雀プロの二階堂亜樹さんが原案を担当した自伝的コミックの実写化。
■公式HP
http://aki-movie.com
■公式Facebook
https://www.facebook.com/joryuakimovie/
■Twitter
https://twitter.com/joryuaki_movie
■出演
岡本夏美 増田有華 中山絵梨奈 彩輝なお 岩松了
■監督
中村祐太郎
■原作
「aki」花崎圭司 大崎充 二階堂亜樹(竹書房刊)
■麻雀監修
麻雀企画集団バビロン
■協力
日本プロ麻雀連盟
©2017花崎圭司・大崎充/竹書房/「aki」製作委員会