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ネマタの戦術本レビュー第392回「ゼロ秒思考の麻雀 著:ZERO その2」

ネマタの戦術本レビュー第392回「ゼロ秒思考の麻雀 著:ZERO その2」

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 p23の手牌はドラなら流石にドラ重なりをみてから切りますが、ドラでないなら平和がつく分客風の価値が高いまであるので、他家に重ねられてから鳴かれてアガリ率が下がらないようにを先切り。一方p24のような手牌であれば、中張牌の浮き牌はもちろん、手役に絡まない悪形メンツ候補よりも役牌を残したいところです。

 「アガリに近い、遠い」と表現されていますが、より具体的に言えば「面子、面子候補の数」 p23は2面子ありなおかつ面子候補不足なので、メンゼンでテンパイしやすいことから役牌の価値が低く、p24は1面子もなく、ドラ3あるのでメンゼンで進める打点的メリットが低いことから特に役牌の価値が高くなるということです。特に面子の数に着目すると判断しやすいですね。

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 p27はホンイツを狙うと言うより、と受けがかぶっているが浮き牌としてさほど強くないので、少しでもホンイツが見えるなら字牌を残すという感覚です。仮にトイツが役牌でなく客風であっても、今度はホンイツがつくことで仕掛けても手役がつくというメリットがあるので同じように判断します。

 ホンイツは仕掛けても2翻つき、メンゼンで染めずに進めた場合よりも打点がつきやすいことから、多少アガリ率を下げる程度であればホンイツをみた方がよいことになります。よって、「染め色の牌をもう1枚引いた場合に、浮き牌でも字牌が残っている方がよいか」本書の表現であれば、「誰もがホンイツを意識する一歩手前」からみるつもりで進めるのがコツと言えます。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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