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実は麻雀が由来の言葉!日常で使われている麻雀用語12語をご紹介

実は麻雀が由来の言葉!日常で使われている麻雀用語12語をご紹介

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普段何気無く使っている言葉の中には、意外にも麻雀が由来となっている言葉が多いことをご存じだろうか。反対に、麻雀を打っていると知っていて当然といえる言葉が、世間一般では通用しないこともあるだろう。そこで今回は、麻雀が由来となっている言葉を12語紹介していく。麻雀用語としての意味と世間一般で捉えられている意味とを比べてみると、興味深い言葉も多いはずだ。

麻雀由来の言葉:ア行・サ行

安全牌/安パイ

麻雀における「安全牌」とは、捨ててもロンされる危険がない牌のことを指し、縮めて「安パイ」とも呼ばれる。これが転じて世間一般では、「安全な選択肢」といった意味合いで「安全牌」または「安パイ」という言葉が使われるようになった。加えて、「可もなく不可もないこと」なども「安パイ」と呼ばれがちだ。

一気通貫

麻雀で「一気通貫」といえば、同じ種類の牌で123・456・789の3メンツを作る役のことである。だが、世間一般やビジネスの世界では「一気通貫」が違った形で使われている。「我が社は企画立案から生産販売までを一気通貫で行っております」といったように、最初から最後まで物事を担当している意で使われることがあるのだ。麻雀界においても1から9、つまり最初の数字から最後の数字まで使用する役であり、まさに名前の通りの役といえるだろう。

オーラス

「オーラス」とは、もともとは麻雀の南4局を示す言葉である。麻雀ファンにとっては日常的に耳にする言葉なので、「オーラス」が麻雀用語だという認識すら薄れているかもしれない。世間一般でも、物事の最終局面を「オーラス」と呼んでいる。「all last」(オールラスト)の略でもあり、アイドルや音楽バンドのライブツアーの最終公演のことを「オーラス」と呼ぶこともあるようだ。

全ツッパ

「全部ツッパる」を略した「全ツッパ」は、麻雀においては相手がテンパイしているであろう状況でも、オリずに攻撃の手を緩めないことを指す。この「全ツッパ」は投資やギャンブルの世界でも使われており、ありったけのお金を一挙にをつぎ込むことを「全ツッパ」ということが多い。

麻雀由来の言葉:タ行・マ行

チョンボ

麻雀では、アガり牌の間違いや牌の数が合わないなどの反則行為を「チョンボ」と呼び、漢字では「錯和」と書く。「チョンボした」「ありえないチョンボ」といったように、世間一般でも広く使われている言葉だ。一般的には「うっかりミス」や「注意不足」などで「チョンボ」は使われているが、麻雀ファンならなおさらよく耳にする言葉だろう。

テンパる

麻雀では、あと1牌が揃えばアガれる状態を「聴牌」(テンパイ)と呼ぶ。麻雀ファンであれば、日常生活の中で「テンパる」と耳にした際に「テンパイ」が由来になったのだということは想像がつくだろう。しかし、「テンパイ」と焦りや動揺を意味する「テンパる」では意味がかけ離れていると感じるに違いない。

もともとは、「物事の準備が整っている状態」を「テンパイ」と呼んでいた。しかし、いつしか「テンパイ」の「アガれるかどうか切羽詰まった状態」や「余裕がない状態」だけがクローズアップされていった。そこに動詞化させる働きの「る」を付けて、「テンパイ」+「る」=「テンパる」という言葉が世間一般で使われるようになったのだ。

トイメン

麻雀では、卓を囲んで正面に座る人のことを「対面」(トイメン)と呼ぶ。世間一般でも似たような意味で使われることが多く、例えば道を挟んで向かいにある建物のことを「トイメンの建物」などと呼ぶことがある。ただし、麻雀未経験者にはピンとこないことが多いのに加え、「対面」は「タイメン」と読むのが一般的なので注意しよう。

メンツ

麻雀においては、3個で一揃いとなる牌の組み合わせを「面子」(メンツ)と呼ぶ。それが転じて、麻雀を打つメンバーのことも「メンツ」というようになった。これが世間一般でも使われるようになり、何かの集まりに必要なメンバーのことが「メンツ」と呼ばれている。

ちなみに、「メンツを立てる」「メンツがつぶれる」の「メンツ」も、「面子」という中国語が由来である。だが、「面目」や「体面」などといった意味が先にあったとされているので、この場合は麻雀とは関係がないとされるのが一般的だ。

麻雀由来の言葉:ラ行・ワ行

リーチ

麻雀ファンなら、テンパイ宣言して1000点棒を出すことにより成立する役「リーチ」はよく知っているだろう。世間一般では、あと一歩で完成する状況などを指して使うことの多い言葉だ。

「リーチ」の語源は複雑で、英語の「reach」を語源とする俗説が流布しているが、中国語の「立直」を語源とするのが定説となっているようだ。ちなみに「立直」のルールは日本で発明されたもので、日本の麻雀の特徴とされてきたルールでもある。

リャンメン

あと1つでメンツが完成できる牌の種類が2つある状態を「リャンメン待ち」と呼ぶ。特に「リャンメン」は、日常会話でもよく使われている。麻雀ファンあるあるの1つで有名なのが、両面テープを「リャンメンテープ」と読んでしまうことだろう。

ただし、「リャンメン待ち」を漢字で書く場合は注意が必要だ。一般的には「両面待ち」でも通用するが、プロ団体によっては「二門待ち」で統一しているケースがある。プロテスト受験を希望する方は注意していただきたい。

日本プロ麻雀連盟2019年度プロテスト:https://www.ma-jan.or.jp/wp-content/uploads/36test.pdf

連チャン

麻雀では、親番で親がアガると続けて親の権利が続けられることを「連荘」(レンチャン)と呼ぶ。これが転じて、麻雀以外でも特定の物事が連続して起こることを「連チャン」というようになった。語感は似ているものの、「連続チャンス」の略ではない。パチンコ業界などでは特によく使われており、大当たりが連続することを「連チャン」または「レンチャン」と表記することが多い。

ワンチャン

麻雀では、放銃を回避するために「ワンチャンス」を足掛かりとする場合がある。例を挙げれば、[⑦]が4枚中3枚見えている時に、[⑤][⑧]待ちや[⑥][⑨]待ちの確率が低いというものだ。この「ワンチャンス」が「ワンチャン」に縮まり、日常会話でも用いられるようになったという説がある。「ワンチャン行けるかも?」の「ワンチャン」は、麻雀由来であるということも十分考えられるのだ。

日常には麻雀用語があふれている!

麻雀が由来となっている言葉は意外に多く、日常会話やビジネスの場でも麻雀用語は使われている。中には本来の意味から変わり、独自の使われ方をしている言葉があるのは興味深い点だ。日常の中で麻雀用語を探してみると、きっと新たな発見があることだろう。

この記事のライター

麻雀ウォッチ編集部
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