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もっと勝つための現代麻雀技術論 第16回 「面子候補固定と雀頭固定」

もっと勝つための現代麻雀技術論 第16回 「面子候補固定と雀頭固定」

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面子候補固定と雀頭固定

 「現麻本」講座7では、面子候補十分の手から、1枚切って2面子形の浮き牌の無い1シャンテンに受けられる手牌を扱っています。

 牌A:   ドラ

 
 牌B:   ドラ

   牌Aのような手牌から打とするのが面子候補固定。牌Bのような手牌から打とするのが雀頭固定。慣れてないうちは牌Bでも打とするようなミスをしがちです。第13回でも申しましたように、「雀頭候補としてのトイツ」と、「面子候補としてのトイツ」が混同されやすいのが原因です。

 牌Bは牌Aと違い、のような単独のトイツがありません。「単独のトイツが無い場合は、3枚からなる面子候補をトイツに決めるのは雀頭固定。雀頭固定は面子候補固定より、余り牌が出ない形になりやすい」と押さえておくといいです。面子候補固定は、固定した面子候補がよりよい形になるようにしますが、雀頭固定は、雀頭に固定しなかった残りの面子候補でよりよい手になるようにします(逆に言えば、面子にするには一番向いてない面子候補を雀頭固定)。

 牌Aは待ちよりがある待ちが残る方がよい手なので打より打、牌Bは逆に待ちが残るように打より打とする方がよくなります。この形は頻出事項なので、慣れている方であればノータイムで正着を打てると思います。しかし、雀頭を固定する選択はどうしても盲点になりがち。実力者であっても、雀頭固定が有力なケースで何となく面子候補をリャンメンに固定しているケースはよく見られます。

 第1回で申しましたように、面子を取り出した後、面子候補より先に雀頭を確認するようにするとこの手の見落としを防ぐことができます。
 逆に、雀頭固定に慣れすぎると、余り牌が出るけどそれでも面子候補固定の方がよいケースを見落としがちになります。前回の繰り返しになりますが、手作りの基本はあくまで、「よい手」になる受け入れ優先。余り牌ができてもその方が「よい手」であればそちらを選ぶべきです。

 

雀頭が振り替わった時の変化に注意

    ドラ

 面子候補固定で打か打の選択。一見差がないように見えますが、打ならを引いた時、今度は打を雀頭固定することで789の三色が狙えます。面子や面子候補の手変わりに比べて、雀頭候補が振り替わった時の手変わりはどうしても気付きにくいもの。どちらを切っても同じと思った時こそ、本当に同じなのか今一度確認してみることをお勧めします。

    ドラ

 1枚の受けよりは端寄りの待ちにかかった時のあがりやすさを優先して打とする手もありますが、今回はツモのタンヤオ変化に加え、ツモのタンヤオ高目イーペーコー変化もあるので打とします。

 

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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