今月から打つ頻度を増やそうと思っていましたが、戦術本レビュー、コラムの更新、天鳳名人戦の牌譜検討と記事を挙げる頻度も増やしていきたいので、結局いつも通りになるかもしれませんがご了承下さい。
前回も申しましたが、雀魂は対局中に対戦相手の打ち筋傾向を見ることができるので、開局の段階でチェックするようにしています。主に確認するのは放銃率、副露率、立直率。リーチや押し引き判断が微妙な場合は他家の打ち筋によって判断が変わることもそれなりにあるので、使えるものはなるべく使うよう心掛けています。
▼雀魂牌譜
東1局
8巡目 上家がピンズ染め傾向、下家がソーズ染め傾向で共に2フーロ。引き気味に打っていたところ待ちは厳しいですがひょっこりテンパイが入ります。
もし両者ともテンパイだとするなら、生牌のはどちらに対しても相当放銃率が高く、放銃時は満貫以上となれば良形満貫テンパイだとしても勝負するのは厳しそうです。
しかし染め手傾向の鳴きは打ち手によっては遠いところからの仕掛けもそれなりに見受けられます。三麻のフーロ率が平均で25%程度なのに対し、下家のフーロ率は35%程度、上家に至っては実に40%超。両者ともにノーテンの可能性も少なからずあり、テンパイだとしても以外の候補が結構残っていることから押してみました。
周りの変化や降りる選択肢を残すべくダマを選択。結果論の域を超えない気もしますが、遠い仕掛けに惑わされて好機を逸する機会が多かったので今回は勝負してみました。
東3局
11巡目 ツモ損有りなら局収支上は優劣微妙な良形ダマ満貫リーチ判断。を切ってを2枚抜いているラス目親へ放銃する可能性を減らしたい、裏ドラが乗りにくい等の理由でダマにしましたが、単純なリャンメンよりは待ちとして強い部類なのでリーチがよかった気がします。
南1局2本場
10巡目 打はツモが悪形。多メン待ちに受けやすい打(打との差はツモでに受けられる。既に3枚あるのでツモでドラが出てもロスは少ない)…と考えていてがポンされているのを失念してしまいました。場に見えた牌を確認するという作業を前倒ししておかないと、何を切るか迷った時に見落としが増えてしまいます。打なら上家から跳満アガれていたところを逆に振り込み。勝負手の時ほど集中せねばなりません。
南1局3本場
8巡目 トップが大きく離れてしまったとはいえ、上家が遠い仕掛けを多用する打ち手であることも踏まえるとこの手でダマは流石に日和過ぎた感があります。
南2局
10巡目 ラス目の下家とは点差に余裕があるので出て飛ばして2着終了では旨味が薄くここでもダマを選択してツモアガリ。結果的に何点損してしまったことやら。稼げる時に稼いでおかないと、手が入った時も最大限に活かせなくなります。
南2局1本場
1巡目 それでもここまでトップとの点差が縮まりました。こうなれば他家にドラを乗せるリスクを気にすることはないでしょう。配牌からをアンカンします。
3巡目 出アガリ70符2翻は6800点。ダマでも下家からアガってトップ終了。三麻で符計算が生きる展開になるのはなかなか珍しいですね。6巡目にリーチしてツモでも下家を飛ばせるようになり、待ちも強いのでリーチ。横移動でもトップを捲られるトップ目が勝負してきて跳満。決定打となりました。トップを取れたものの、前回までの反省点が活かせておらず、「まるで成長していない」と言わざるを得ません。
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