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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討  第75回

ネマタの天鳳名人戦牌譜検討 第75回

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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第七期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第三節二回戦A卓

▼対局者
私:福地誠
石橋伸洋
Cさん:独歩
Ⓟ中嶋隼也

牌譜はこちら

75_1-min

 オーラスラス目がアンカン。

75_2-min

 更に自風のをポン。

75_3-min

 更にをチー。ソーズホンイツ濃厚ですが、南家としては西家に放銃しなければアガられてもトップ。東家にアガられるとほぼ逆転されるのではむしろ鳴かせ得でしょう。

75_4-min

 がロン牌でもを持っていないホンイツなら西家はラス確。ホンイツならツモ(1600−3200以上)か北家直撃で逆転できる以上、素点が反映されるルールとはいえ見逃すところでしょう。こちらもテンパイである以上を切ったところ西家がチー。あっという間に裸単騎になりました。

75_5-min

 1枚切れの字牌を切ってきたとなると、候補としては生牌の単騎やドラ単騎、ノーチャンスで単騎。裏をかいて他のソーズ単騎も一応ありはしますが、配牌からを持っているとするならアンカンが早いので、本命は単騎でしょうか。しかしなら誰から出てもラス回避となると途中でをツモってきて単騎に受けている可能性も否定できません。降りてもアガられてしまうとラス落ちとはいえ、こちらはアガっても3着止まりであることが多いとなると流石にを止めるところでしょうか。

75_6-min

 再度ドラをツモってテンパイしました。西家が単騎である場合、リーチしたために悪い結果になるのは、西家がをツモらず、なおかつ自分がをツモり、なおかつ西家がをツモらなかった場合。一方西家のツモ筋により先にがある場合はダマにしたためにラス落ちしてしまうことになります。西家が単騎なら西家への放銃が無いのでなおさらリーチ有利です。アガった時のトップ、2着率も上がるので、感覚的にはかなりやりづらいですがリーチがよいのではないでしょうか。

75_7-min

 結果論かもしれませんが、リーチしていればトップで終わることができました。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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