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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討  第203回

ネマタの天鳳名人戦牌譜検討 第203回

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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第七期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第八節一回戦B卓

▼対局者
Ⓟ中嶋隼也
多井隆晴
Cさん:就活生@川村軍団
小林剛

牌譜はこちら

 第一打にドラの切り。ドラが重なるより役牌が重なる方がアガリやすいとはいえ流石にを切りそうですが、(無理なく高い手をアガれる時にアガればよいから)高い手を狙わなくてもトップは取れる。小林プロらしい一打です。

 ドラの早切りは他家に重ねられる前に切るという意図もありそうでしたが実際には対門がポン。もポンして役有り満貫以上が確定しますが、河には浮き牌の端牌ばかりが切られているのでまだテンパイしている可能性は低い。こちらもをポンして1シャンテン。対門のアガリを阻止しにいきます。

 南家がをチーして打。河情報が少ないとはいえ3フーロとなればテンパイの可能性が高いですが、が当たりとするなら鳴く前の形はは雀頭)。ホンイツがあるので絶対に無いとまでは言えませんがレアケースでしょう。

 南家は手出しでが通る保証はありませんが、待ちが絞れない段階でリャンメンテンパイなら勝負に見合います。

 ドラポンの対門からが出て2000点のアガリ。対門は単騎テンパイから待ちに手変わりしたところ。安易に降りていれば跳満をツモられたかもしれません。押すことがリスクのある選択なら降りることにもリスクがあります。リスクとリターンをうまく見極めたいものです。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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