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ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討  第158回

ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討 第158回

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ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第八期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第九節一回戦

▼対局者
ASAPIN
タケオしゃん
小林剛
就活生@川村軍団

牌譜はこちら

 浮き牌が3〜7ならくっつきでタンヤオがつく変化を残す打ですが、28牌だと迷うところ。個人的には巡目が浅いこともあり打としそうです。

 マンズはを抜くと形のうえでは中ぶくれ。打としてツモならリャンメンのどちらで出アガリしてもイーペーコー。ツモでもサンアンコがつく形ですがそのが5枚見え、打ツモはリャンメンとはいえイマイチな形。それならが出た時にアガれる方がよいと判断。

 タンピンになる変化が豊富なので手変わりを待つところですが、なかなか手変わり牌を引かずツモ切りリーチを選択。南家西家が仕掛けたので牽制狙いでもありましたが、結果的には危険牌をツモらなかった南家のアガリ。途中まで手変わり狙い有利の手牌でどのタイミングでリーチに踏み切るかも今後の研究課題となりそうです。

 オーラストップ目ですが、0メンツ4トイツのこの手牌ならチートイツが本線。

 重なりやすさなら生牌より2枚切れのを切るところですが、は安牌になりやすく、子がを鳴くようなら横移動のトップ維持も期待できるのもあり切りを選択。

 は仕掛けている東家西家双方に危険牌のうえ、振った時はドラ絡み。
見えていないのうち4枚に1枚は赤で、は残り2枚のうち1枚は赤。西家にで放銃した場合、2000点で済んでトップを維持できる可能性は低そうです。西家が3900ならツモられてもトップ。フリテンになりますがは止める一手でしょう。結果的に上家に逆転されて2着で終了しましたが、で下家に振り込んでいれば7700で3着落ち。順位に直接関わってくるオーラスの押し引き判断は特に集中して行いたいものです。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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