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ネマタの麻雀クイズ王 第6回

ネマタの麻雀クイズ王 第6回

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「三三五五」と言えば、「あっちに三人、こっちに五人」というように、人や物があちこちに散らばっているさまを指す四字熟語ですが。今回は麻雀用語の話。4つの数字が指すものは、実は開局時の点棒の数。25000点は10000点が1本、5000点が2本、1000点が4本、100点が10本。正解は「一二四十」でした。「一二五十」になると「26000点持ちの30000点返し」。残りの2択はただのダミー解答でした。聞き慣れない言葉だけあって正答率は低め。私も問題を作成していて初めて知りました。

現在の日本麻雀において原点は30000点。開局時の25000点は、「配給原点」と言います。四人麻雀であれば原点と配給原点の差は20000点。この20000点はトップを取った人のものになります。この精算システムを「オカ」と呼び、漢字では「丘」または「陸符」と書きます。トップをとったプレイヤーが場代(ゲーム代)を全額負担するのが主流だった時代に、それを捻出するために考案されたシステムと言われます。

現在でこそ、「25000点持ちの30000点返し」が主流ですが、昭和の頃は27000点や28000点が一般的とされていたようです。25000点に移行していった理由はキリがいいから、トップの勝ち分が多い方が調子が良い時に大きく勝てて楽しいからというところでしょうか。全国的に浸透したのは、麻雀のゲームソフトの多くが25000点持ちを採用したためというのもありそうです。更にオカが大きい「20000点持ちの30000点返し」のルールもありますが、25000点が定着したためか採用例はそれほど多くありません。

競技麻雀では採用例が多いオカが無いルールは「30000点持ち30000点返し」。配給原点=原点ですが、実は配給原点>原点となるルールもあるようです。差分はマイナスのオカとしてラスが支払うルール。まるで天鳳ルールですね。

ネット麻雀では天鳳が主流になったこともあってか、「雀魂」でもラスに大きくマイナスがつくルール。しかし麻雀界隈を見渡す限り、トップの比重が大きいルールで打つ人の方が麻雀自体は楽しんで打っているようにも見受けられるので、折角ゲーム内コインを使うのだから、トップの比重が大きいルールにして、コインの収支でランキングを争う仕様にして欲しかったというのが正直な感想です(笑)

次回の問題

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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