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ネマタの戦術本レビュー第171回「フリー麻雀で食う 上級雀ゴロゼミ 著:雀ゴロK その21」

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 「現麻本」や「天鳳本」で取り上げた押し引き判断は、現物相当の安牌が2枚あることを想定して、ベタ降りしたけれども放銃してしまう可能性を考慮に入れた基準になっています。実戦で対リーチの安牌が2枚というのは比較的少ない部類(現物以外にも大体通ると分かる牌があることも多い)なので、実際はもう少しベタ降りが成功するものとみて引き寄りに打った方がいいかもしれません。

 ただ、その場合は安牌が豊富にあるから降りるというよりは、安牌が豊富にあるので、その分待ちが絞れるので押す時に切る牌の放銃率が高くなっている、あるいは安牌を切りつつ回し打ちが狙いやすいという要素が大きいので、判断基準自体はそれほど変化しないと思います。

 一方、現物が1枚以下、比較的安全と言える牌も無い手牌となると、現物を切っても次巡以降安牌が増えなければ、押した方が自分のアガリが残るのでまだ失点の可能性が低いということにもなり得ます。安牌の数が少ないほど安牌1枚あたりの価値が高くなるので、判断基準にも影響しやすいと言えます。
 
 今回の手牌はリャンメン+カンチャンの1シャンテンなので、安牌が豊富にあれば降りる手ですが、現物は1枚のみで比較的安全と言える牌も特に無し。テンパイさえすれば悪形が残ってもリーチで40符3翻なので十分に押し有利。テンパイさえすれば問題なく押せる1シャンテンというだけでも押した方がよいと判断します。

 しかも今回なら、ドラもタンヤオもなく、引きでやっと平和のみの手牌、つまりテンパイしたところで安牌があれば押さない手になることが多くても打が有力と判断します。が通れば安牌が1枚増えるというのもありますが、仮にを引いて次巡安牌が増えない場合、以上に通りやすいと言える牌がありません。

 よって切りが結果的に有利になるのは、が実際に当たり牌で、安牌が尽きる前にリーチ者があがった時のみ。これなら1シャンテンでありさえすれば後の安牌を増やすうえでも面子の中抜きより無スジでも押した方がよいのではないでしょうか。

 一方、安牌は少ないけれど、降りることで次巡安牌が増えなくても押した場合よりは放銃を回避しやすい(押した場合に安牌が増えず、降りた場合は安牌が尽きても押した場合よりは比較的通りやすい牌が切れる、あるいは安牌を増やすことができる)ケースについては、テンパイしても安牌があれば押さない手牌になることが多い場合は少しでも放銃を回避できるように降ります。「降り切れないから押し」「降り切れないけど降り」の判断で迷った場合に参考にされてはいかがでしょうか。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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