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ネマタの戦術本レビュー第537回「片山まさゆきの楽勝麻雀 著:片山まさゆき  その17」

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Q24

 打

 通常のリャンメンと、カンのフォローが残るエントツ形(のようなリャンメンとシャンポンの複合形)の比較。ソーズのリャンメンに着目してみると、ツモでテンパイした場合は打点では平和がつく分打有利(ただしツモった場合は打でも満貫)。アガリ牌の枚数は同じなので、を切ることでがスジになる分打有利。どちらも優劣にそこまで差はないとみます。

 それなら、単純にテンパイする受け入れが多く、ツモで更に強い完全1シャンテンになる変化もあることから、今回はエントツ形を残す打に分があるとみました。

 エントツ形はリャンメンより受け入れが1枚少なく、平和がつかないことから基本的にはリャンメンと同程度とはいえやや劣る程度の立ち位置ですが、は雀頭)ならで受け入れが増えるように、リャンメンよりもフォロー牌が豊富にあるという性質もあります。出現頻度が少ないためかあまり話題になりませんが、個人的にはもっと評価されてもいい形だと思います。

Q25

 打

 6ブロックの手牌で、既にタンヤオ絡みのメンツ候補でも5ブロックあるので打としても仕掛けがききます。先にメンゼンでメンツが完成するようなら1シャンテンに取れた方がよいので、ここではまだメンツを残します。打とした場合はチーして打。タンヤオ三色ドラ2で鳴いても満貫あるのでメンゼンにはこだわりませんが、リャンメンを鳴くようならさほどアガリやすくはなってないとみて、一応メンゼンテンパイの可能性を残してスルーも考えます。とはいえ、は満貫以上確定なのでチー。も満貫になることが多いのでまだチー寄り、はスルーというところでしょうか。

 メンツを崩すことに抵抗がある方も多いかもしれませんが、メンゼンで進めるのも鳴いて進めるのもアガリのための手段。メンゼンか鳴きかにこだわるのではなく、あくまでアガリやすさと打点にこだわりましょう。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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