Q28
スルー
をポンするかどうかという出題なので、手牌は
と思われます。ポンしても緑一色は4シャンテン(一応クイタン1シャンテン。ホンイツ2シャンテン、チンイツ3シャンテンにはなります)。一方スルーして中張牌を引けば更に手広いくっつき1シャンテンになりメンゼンで良形満貫が狙えるので流石にスルーします。
もし勝敗にこだわる必要がない対局だとしても、「オールグリーンチャレンジ」は既に成功済みなのでやはりスルーしてそうです。ちなみに緑一色をアガった時の牌姿は
ツモ ポン ポン ポン ドラ
でした。配牌で緑一色が見えるけどドラなら流石に無理だろうと思ったら何故か第一打にドラが出てきてポン。その後ものテンパイから何故か最後のをツモり、でもアガるつもりが何故か最後のをツモりました。役満をアガって嬉しいというより、流石に何か仕組まれているのではないかと思ったものです(笑)
どうせならをスルーして、
リーチ一発ロン
こんな役満をアガリたいですね。「大竹林」「今どきどの雀荘に大竹林なんて役があるんだよ!」「大竹林みとめられないの? かー ついてねえなあ じゃあリーチ一発タンピンリャンペーメンチンで 32000 あ、いっしょじゃん」(笑)
Q29
打
安牌を持たない手組を「パンパン」「ブクブク」とも言いますが、パンパンに受けるかどうかもやはり手牌次第、特にブロック数が影響します。
手牌が5ブロックに満たない場合は、基本的に安牌を持たずに進めることをお勧めします。浮き牌にくっつくだけでシャンテンが進むので、この段階で安牌を抱えようとするとアガリ率を結構落とすことになります。
手牌が5ブロックの場合は、メンツを作る受け入れを増やすフォロー牌については残すことが多く、新しくターツを作るための浮き牌については安牌と取り替えることが多いです。
今回のは新しくターツを作るための浮き牌。形としてはドラそばの中ぶくれ形ではありますが、打としてツモでもリャンカン、ツモは3メンチャン、ツモはロスになりますが残り2枚のうえタンヤオにはしづらくなります。そう考えると浮き牌としての価値は意外と高くありません。
一方、この手は既にドラ2枚でタンヤオにいける2シャンテン。を残したままリーチが入ると押し返すのは厳しいですが、代わりに安牌が残っていればツモ次第で押し返す手順を残せます。よって今回は打としてを残します。
言葉で表現するなら、「元々他家テンパイに押し返さない手を、押し返せるだけの手牌に変化させる浮き牌なら残す、そうでないなら安牌を残す」というところです。もちろんかなり早い巡目であればもっと浮き牌残しを優先しても構いません。
手牌が6ブロックの場合は、価値の低い1ブロック落として安牌を抱えることも考えます。もちろんこれも早い巡目や、そもそも安牌要員として残す牌がさほど安全とは言えない、変化や受け入れのために残している浮き牌やターツ自体が安牌になりやすいといった場合は例外もあります。このあたりは局面に応じて臨機応変に対処するとして、基本的な安牌を抱えるタイミングについては、『現代麻雀最新セオリー』第1章の内容が参考になります。
本記事に関するご紹介
AMAZON販売ページ