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ネマタの戦術本レビュー第803回「相手に対応させる技術 著:平澤元気 その13」

ネマタの戦術本レビュー第803回「相手に対応させる技術 著:平澤元気 その13」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

第1章 セオリー13

 今回はタンヤオ、役牌、一色手以外の仕掛けへの対応について。役無しでリーチを狙う場合も含め、1翻役を狙う場合は、「リャンメンを固定し、悪形をフォローする牌を残す」のが基本手筋でした。

 しかし2翻以上の役がつくメンツ候補となると、手役が消える場合は悪形をフォローする牌でも価値が低いので悪形を固定することが増えます。ターツ固定が分かる仕掛けは読みを入れるうえで強い情報になることはセオリー10でも取り上げられましたが、悪形固定のケースも同じことが言えます。

 メンゼンで進めることが前提なら、先切りすることで待ちが読まれにくくなりますが、先切りで固定したメンツ候補を鳴くとかえって手役や手牌構成が読まれやすくなります。先切りの手筋を学ぶと、今度は癖になって不要な先切りを入れがちになるので注意が必要です。111ページのようなトイトイ狙いの場合は、1シャンテンになったところで先切りを入れるのがよいでしょう。これなら先切りした面子候補がテンパイまで残って待ちが読まれにくくなることも期待できます。トイトイがつけば1000〜2600点の手が5200〜8000点になるため、仮にを残してツモでもテンパイ取らずが悪くありません。よって局流し重視の局面でなければ1シャンテンの段階でを先切りします。

 余談になりますが、789三色狙いでも、面子候補が足りていない段階では778から7を先切りしない方がよいです。三色が崩れるツモ6でも、7を残していれば58ツモで再度789三色の受けができるためです。先切りが癖になっていると、ターツ+フォロー牌から2メンツ作るケースを見落としがちになるので注意しましょう。

 練習問題5については、ドラトイツを落としてまでソーズホンイツにする手順は稀とみて、ツモの受けや、ツモのチャンタ、ツモの変化を残す打としそうです。

現代麻雀の秘技 相手に対応させる技術

基礎的な麻雀戦術理論がネット上で共有されたことで、麻雀ファン全体のレベルが上がったと言われています。その中で差をつけるための技術として、今注目を集めているのが「相手に対応させる技術」です。相手の「対応する技術」を逆手に取って、その裏をかくハイレベルなテクニックとなります。

本書ではそのような戦術を論理的な解説に定評のある平澤元気プロが説明します。
(1)読みの基礎 
(2)それを応用する技術
(3)ただしこれはやりすぎ

本書で基本的な読みのテクニックとその裏をかく技術をマスターしてください。

著:平澤 元気
単行本:1,663円
 

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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