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第159回 ネマタの麻雀徒然草

第159回 ネマタの麻雀徒然草

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ネマタの麻雀徒然草とは
  • 『ネマタの麻雀徒然草』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる「麻雀に関する話題を徒然なるままに書き連ねていく」コラムです。
  • 第1回はコチラ

前回、麻雀で記憶力が要求されるのは手出しツモ切りを覚える時くらいと書きましたが、手出しツモ切りをいかに覚えるかについては、平澤プロの動画が参考になります。

【麻雀守備講座】手出しツモ切りを覚える重要性と覚え方。上級者はみんな覚えてるの?ー平澤元気麻雀ch

私は「一度きりしか覚える機会のないこと」を覚えるのが非常に苦手なので、正直ほとんど覚えていません。平澤プロは手出しツモ切りを見ていると半荘4回で体力が切れると言われていますが、私の場合は言うなれば、「切れるような体力」さえないので、いつの間にか見ることを放棄していることも、ここだけは見ておこうと思っていた矢先に、その牌が手出しだったかツモ切りだったかを忘れてしまうことすら度々あります。

では、手出しツモ切りを区別する必要がある読みを全く用いていないかと言われればそうではありません。動画内でも言われているように、手出しツモ切りを覚えているから読みが使えるのではなく、どのような局面で読みが使えるのかという、学習によって得られる知識があるからこそ、読みが活用できるケースで手出しツモ切りを覚えられるのです。「意識的に覚える」というより、「見たものが記憶に残る」と言った方が近いでしょうか。

麻雀に限らず、学習によって得られる知識というのは、覚える機会が何度もあります。一度見ただけで覚えられないならもう一度見てみる。見るだけで覚えるのが難しいなら、書いたり声に出したりして覚えてみる。記憶力には個人差がありますが、要領をつかんで時間を掛ければそのうち定着して身に付くものです。

中高生の頃、学校の試験の日が近づくとテスト勉強を始めるわけですが、テストの数日前の段階で、同級生達が授業で習った内容をすらすらと話せることに驚いたものです。一方私は、数日前の段階では知識が全く定着しておらず、何とか覚えようとテキストを何度も見返すばかり。もし抜き打ちでテストがあっていたら、私は赤点だったに違いありません。

しかし、いざ試験が終わってみると、授業の内容をすらすら言えた同級生よりも私の方が高得点。理由は未だによく分かっていないのですが、「一度きりでもそれなりに覚えられる」と、それに満足して徹底して身につけようとせず、逆に私は手を抜こうとすると全くダメなので、定着するまでやらざるを得なかったのが結果的に功を奏したのかもしれません。

麻雀も、記憶力も論理的思考力も十分にあるはずの人が、平凡な成績しか出せていないという例を数多く見かけます。運の要素がある以上、勉強の成果が即結果に結びつくとは限らないことを踏まえると、麻雀はなおのことそういった傾向にあるのかもしれません。愚直にまで基本に忠実に打とうとすると論理的思考力が身に付かなくなる恐れを指摘されることもありますが、「麻雀に興味があって何年も続けている」時点で、思考力は案外身に付いているものですから、前提となる知識を見直したうえで、正しい知識を定着させることに力を入れることが、多くの人にとって上達の近道になるのではないでしょうか。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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