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目標は「ファイナル進出」。BEAST Japanextドラフト指名4選手が契約合意

目標は「ファイナル進出」。BEAST Japanextドラフト指名4選手が契約合意

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 ビーストのような勇敢さを持ち、仲間で助け合い成長していけるチームを目指す「BEAST Japanext(ビースト ジャパネクスト)」。「Mリーグ2023-24」シーズンから新規参入することになった株式会社ジャパネットブロードキャスティングがオーナーを務める「BEAST Japanext」からドラフト指名された4選手が、2023年7月5日に契約合意を発表。個性あふれる4選手が初めて一堂に会した。

 これまで麻雀最強戦などでも、逆境を跳ね返すような野生的な攻撃力が持ち味の猿川真寿プロ。「MリーグBEAST Japanextドラフト会議指名オーディション」で劇的優勝を飾った菅原千瑛プロ。来年創立100年を迎える日本将棋連盟史上初となる、将棋と麻雀の競技プロとして二刀流に挑む鈴木大介プロ。元乃木坂46でタレント、麻雀プロ、麻雀カフェ経営者、そしてMリーガーという顔も持つことになった中田花奈プロ。

 晴れて契約を果たした4選手に直撃取材した。

ドラフト指名から契約に至るまでの心境

猿川プロ「ドラフト指名を受けてから、とにかく開幕が待ち遠しいですね。どんな感じなのかなと。新規参入の渡辺太さん(赤坂ドリブンズ)は面識もないし、麻雀も見たことがないんですが、ネット麻雀であれだけの成績を残しているということは、弱いわけがないので、どういう感じの麻雀を打つのかは研究しようと思っています」

菅原プロ「オーディションの時に戦ったメンバーから、絶対に活躍してくれないと俺たちも浮かばれないよという言葉や思いを託してもらったので、そういう思いも含めて、この先、Mリーグという舞台でも戦っていけたらと思っています」

大介プロ「選ばれたことは光栄で、本当に嬉しかったです。二刀流がゆえに注目して頂けると思っていますが、自分の中では日程調整が一番の懸念だったんですけど、対局の調整も無事についたので、ホッとしているというのが今の率直な気持ちです」

「自分の心の1、2割は将棋界を代表してきているのに、だらしない麻雀を打つと将棋界の仲間に申し訳ないという気持ちもあるし、残りの気持ちの中では、まだ麻雀プロになって日が浅いんで、そもそも自分が通用するのかという不安の部分もあったり複雑です。ただ自分が麻雀界に入ることによって、将棋界と麻雀界、両方素晴らしいゲームで親和性も高いので、このふたつが一緒に盛り上がれるような形になって、将棋ファンの方が麻雀に、麻雀ファンの方が将棋に興味を持ってくれればいいですね」

中田プロ「私はまだまだ雀力も足りないし、経験も足りない状態ですけど、やるしかないので、できるかぎりの準備をして、開幕に向けて頑張りたいと思っています」

将棋愛好家でもある猿川プロは、大介プロと将棋を指すこともあるという

 

自身の麻雀セールスポイント

猿川プロ「見た人が楽しいと思える麻雀を打てると思うので、一緒に一喜一憂しながら、楽しんでほしいです」

菅原プロ「私自身はリーチも好きだし、高打点も好きだし。欲張りさんとよく言われるんですけど、何を狙っているのか。この人はこういうふうにしたいんだなという意図が伝わるように打っていけたらなと思っています」

大介プロ「自分は攻撃特化型なので、よくアガって、よく打ち込んで、大きい手がバンバン飛び出して、結果として勝てるのが一番いいかなと」

中田プロ「自分の麻雀というのがどういうものなのか。まだこれからどんどん変わっていくような段階ですが、メンゼン高打点が好きで、たぶんそういう印象を持ってくれている方は多いのかなと感じています」

チームの象徴となる「ビーストポーズ」はチームミーティングで菅原プロの発案で決定

意識しているチームまたは選手は?

猿川プロ「現状では、意識しているチームはとくにないんですけど、選手でいうと多井さん(多井隆晴プロ/渋谷ABEMAS)が、どの部分をとっても隙が無いんで、意識せざるを得ないという感じです。意識することはあんまりいいことでは無いんですけど」

菅原プロ「新規参戦チームなので、意識するチームというより、選手としては同い年で、同じ桜雷戦というタイトルも取っている伊達朱里紗プロ(KONAMI格闘倶楽部)を挙げさせて頂きます(笑)」

大介プロ「Mリーグファンとして観ているときは、チームとしては渋谷ABEMASと打牌スピードとリズムがいいKONAMI格闘倶楽部の2チームを応援していたので、Mリーグで打てたら光栄だなというのはあります」

「選手としては、佐々木寿人プロ(KONAMI格闘倶楽部)が早打ちで攻撃型で勝負型という自分と似ているのかなと思っているので、佐々木プロと打って早打ちで打ち負かしたいなと。できたら佐々木プロに参ったと言わせたいんですけど、おそらく性格的に言わないかもしれませんが(笑)、それが目標です。これから打ち合うのが楽しみですね」

中田プロ「尊敬しているプロはたくさんいるんですけど、たろう先生(鈴木たろうプロ/赤坂ドリブンズ)は、長く一緒に番組(※)をやらせて頂いているので、たろう先生との対局は楽しみです。番組ではいつもやさしい感じなんですけど、Mリーグで対局しているたろう先生はいつもキリッとした感じなので、その顔を近くで見てみたいです(笑)」※TBSチャンネル1『かなりんのトップ目とれるカナ?』

猿川プロが経営する麻雀店にゲスト登場したこともある大介プロ。「みんなオリたら悪いと思っているのか、ものすごい押しっぷりでおもしろかったです」

個人としての目標、チームとしての目標

猿川プロ「個人としての目標はとくにないんですが、チームとしては今期が初年度なので一番注目されると思うので、ファイナルまでは行きたいです」

菅原プロ「ファンの方からMVP目指して頑張ってくださいと言ってもらえることも多いので、チームのためにもMVPを獲れるように頑張りたいです」

大介プロ「チームとしてはファイナル進出が目標です。個人の目標は、麻雀プロとしては48歳の超オールドルーキーであり、目も悪くなってきている老眼ルーキーなので、成績を残さないと1年でお払い箱になっちゃうので、絶対プラスにしたい。プラスにするだけじゃなくて、少なくても3ケタはプラスしたいです」

中田プロ「Mリーガーにしてよかったと思ってもらえるよう精進します。様々な声があるとは思うので、見返すような麻雀を打てたらいいなと思っています」

チームカラーは「ドーンブルー」。ユニフォームデザインには、中田プロからのリクエストが反映されるかもしれないとのこと

麻雀を始めたい人に伝えたい麻雀の魅力とは?

猿川プロ「麻雀は対人ゲームとして様々な部分ですぐれています。我々はプロなんで強くなるというのは必要条件になっていますが、一般の人も当然それを目指しながらもコミュニケーションツールとして、麻雀の楽しさを知って、より多くの人がやってくれたらいいなと思っています」

菅原プロ「本当に紙一重なところが多いゲームだなという印象があります。たとえば1巡違えば、座っている人が1人違えばなど、何かひとつ違うだけで全然違う結果になるもの麻雀の魅力のひとつだと思うので、それを楽しんでもらいたいです」

大介プロ「将棋は一対一なんで、どうしても相手より上回ることが一番になるんですけど、麻雀は4人で戦うゲームなんで、自由だと思うんです。いい意味でわがままを貫き通すことができるのも麻雀の魅力なので、そういういい意味でのわがままさ、貪欲さで観ている人がワクワクするような麻雀を打てればいいですし、アマチュアのみなさん自身も、そういう麻雀を打ちたいなと思ってほしいです」

中田プロ「麻雀って1局1局ドラマが生まれるところに魅力があり、すごく楽しく、一生やりがいがあるなと感じています。私は飽き性なんですけど、麻雀は突き詰めても突き詰めてもずっと飽きない。おもしろさはそこかなと思っています」

取材:福山純生(雀聖アワー)

BEAST Japanext番組『~M リーグ No.1への道~ BEAST ROAD』

毎週水曜日よる10時から11時まで生放送中!
BEAST Japanext番組『~M リーグ No.1への道~ BEAST ROAD』
放送形態:BS263ch、コネクテッドTVサービス、公式アプリ「つながるジャパネット」

チーム公式サイト https://www.bsjapanext.co.jp/m-league/
BSJapanextの視聴方法 https://www.bsjapanext.co.jp/howto/
チーム公式Twitter https://twitter.com/BEAST_Japanext

◎猿川真寿(さるかわ・まさとし)プロフィール
1979年4月18日、静岡県生まれ。O型。2001年、日本プロ麻雀連盟にプロ入り。主な獲得タイトルは第17期麻雀マスターズ、麻雀最強戦2021「男子プロ鋭気集中」、麻雀最強戦2023「最高勝率決戦」。石田亜沙己プロ(日本プロ麻雀連盟)と夫婦でノーレート麻雀店「mono」を経営。

◎菅原千瑛(すがわら・ひろえ)プロフィール
1991年12月2日、埼玉県生まれ。A型。2012年、大学生の時に日本プロ麻雀連盟にプロ入り。主な獲得タイトルは麻雀最強戦2016女流プロ代表決定戦「下剋上血戦」、RTD Girls Tournament 2021~新世代バトル~、第2期桜蕾戦、麻雀最強戦2022「女流チャンピオン決戦」。「MリーグBEAST Japanextドラフト会議指名オーディション」で優勝し、ドラフト指名権を勝ち取る。

◎鈴木大介(すずき・だいすけ)プロフィール
1974年7月11日、東京都生まれ。A型。20歳で将棋棋士としてプロデビューし、第49回NHK杯戦、第15回早指し新鋭戦で優勝。麻雀では麻雀最強戦2019優勝。2023年5月、日本プロ麻雀連盟にプロ入り。著書は『麻雀強者の流儀』(竹書房)、柴田ヨクサル氏の漫画『ハチワンダイバー』(集英社)では将棋監修も行っている。

◎中田花奈(なかだ・かな)プロフィール
1994年8月6日、埼玉県生まれ。A型。2011年にアイドルグループ「乃木坂46」一期生オーディションに合格し、2012年選抜メンバーとしてCDデビュー。2020年、グループを卒業。2021年、日本プロ麻雀連盟にプロ入り。同年6月には経営者として麻雀カフェ『chun.』をオープン。レギュラー番組はTBSチャンネル1『かなりんのトップ目とれるカナ?』他。著書は『「バフェットの投資術」を学んだら、生き方まで変わった話。』 (中田花奈・濱本明著/PHP)、写真集『好きなことだけをしていたい』(光文社)。

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