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ネマタの戦術本レビュー第546回「片山まさゆきの楽勝麻雀 著:片山まさゆき  その26」

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Q42

 カン

 カンするとシャンテン戻しになりますが、ツモでリーチのみのテンパイになるよりは、カンで符ハネとカンドラを考慮すれば1翻以上打点が上がる、(あるいは)のくっつき1シャンテンの方がよいのではないでしょうか。他家からリーチを受けるリスクについても、リーチを受ける頃には親なら押し返して問題無い1シャンテンになっていることが多いのでさほど気にしません。

Q43

 打ダマ

 打は雀頭を崩すことになるので一手先の手変わりがあまり多くありません。手変わりを見るにしても、基本は雀頭を崩すよりはターツを外します。

 打リーチのカンは宣言牌のスジのうえにドラ表示牌。打リーチと比べてもアガリやすいと言えるかは怪しいものです。

 今回は打ダマの手変わり待ちはどうでしょうか。『科学する麻雀』的には手変わりの種類が少ないのですが、あちらは良形変化か1翻アップなら何種と数えているので、ツモの2翻アップ、ツモの良形変化かつ1〜2翻アップについてはそれぞれ手変わり2種相当くらいにみなしてもよいのではないでしょうか。ツモの1翻アップ、ツモの良形変化。のツモアガリも一種の手変わりのようなものなので、今回は手変わり待ちに分が有ると判断しました。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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