三麻だと四麻以上に気にかけることが増えるのが流し満貫。名前の通り満貫手ですが、「ヤオチュウ振切」略して「振切」と呼ばれる場合は満貫でないこともあります。王牌を用いず、ドラ表示牌の隣までツモる三麻のルールでは難易度の高さから役満扱いになることも多く、振切を達成しそうな他家が出ると、別の他家に差込にいくケースも出てきます。もっともその手のルールは特にインフレ度が高いので、差込した相手も役満だったというオチがつくことも結構あるそうです。ネット麻雀でもすっかりお馴染みになった三人麻雀ですが、今のところどこも似たり寄ったりのルール。四麻同様様々なルールがあるうえに、四麻以上にルールの影響が大きいので、もっと様々なルールで遊べるようになれば面白いと思っています。
流し満貫をやっている他家がいる場合、ヤオチュウ牌が尽きるまではその他家から中張牌が切られることはありませんし、尽きた場合もわざわざダマテンに当たり得る牌を切ってくるとは考えにくいです。よって、中張牌待ちで役有り満貫でも、ダマにしたところで出アガリが期待できないのですからリーチが有力です。降りてくれたおかげで流し満貫を阻止できることもあります。端牌待ちの場合も、終盤ならリスク承知で流し満貫を狙ってきた他家から出アガリできることもありますし、流し満貫狙いの他家に放銃することは稀であることを踏まえるとリーチが有力になるケースが増えそうです。当然と言えば当然なのですが、言及されることが少なく、三麻だと結構頻出するケースなのでここで取り上げてみることにしました。
▼雀魂牌譜
南2局16巡目。上家から跳満をアガれば飛ばして終了。単騎ならダマでも跳満ですが、流し満貫狙いのにつき発単騎リーチ。ここで降りてもラス濃厚である以上、他にヤオチュウ牌が無ければが切られると踏んだのですが…
ツモ番が残っているうちに上家のヤオチュウ牌がだけになってしまったため流局。これが平場であれば、ダマならこぼれやすいことを期待してダマにしてそうですが、満貫だと飛ばして2着止まりの点数状況なら致し方なしというところでしょうか。ままならぬものです。
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