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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討  第104回

ネマタの天鳳名人戦牌譜検討 第104回

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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第七期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第四節二回戦C卓

▼対局者
私:就活生@川村軍団
Bさん:独歩
石橋伸洋
Dさん:コーラ下さい

牌譜はこちら

104_1-min を残すとツモで手広いヘッドレス1シャンテンになる変化や、ツモでドラ雀頭になる変化が残りますが安全度で1枚切れ中を優先。現状でも他家リーチが入ったとして1シャンテンからそれなりに押せる手なので、細かい変化よりは安牌優先というところでしょうか。

104_2-min が2枚切れにつきダマで手変わり待ちというところですが、東も4枚見えなのでダマテンにとるとドラツモで待ちがよくなりません。ダマでをツモることもありますが、この点数状況ならテンパイ取りダマでをツモるより、を残してツモ待ちリーチが打てる方がよいとみて打としそうです。打ツモなら打リーチとします。

104_3-min 北家はを切っているのにリーチ宣言牌ががフォロー牌なら-待ちはいかにもありそう。手広く受ける打ならテンパイ時にが出ていきませんが、がフォロー牌ならから打の両スジ待ちも有り得ます。よってリャンメン2翻手でを押すには見合わないとみてはスルー、ここもツモ切りでメンゼンテンパイならを勝負するかどうか判断というところでしょうか。

104_4-min 結果的には南家がドラをツモった後にをツモアガリしましたが、--が残り3枚とも山。北家は赤5ツモ狙いでを残したチートイツの単騎でした。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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