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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討  第112回

ネマタの天鳳名人戦牌譜検討 第112回

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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第七期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第四節三回戦C卓

▼対局者
多井隆晴
Bさん:就活生@川村軍団
石橋伸洋
Ⓟ中嶋隼也

牌譜はこちら

112-1-min

 を残せばツモで567三色との両天秤、は安牌になりやすい。先切りで678三色の高めが出やすくなる。メリットの多い先切りです。

112-2-min

 こちらはのテンパイに加えツモでイーペーコーがつく、河も強くならない(むしろ待ちになった場合は読まれやすい)のでメリットは安牌残しのみ。これなら打としそうです。

112-3-min

 待ちが残って先切りが活きるテンパイ。

112-4-min

 リーチの一発目に打。東家は良形テンパイの可能性が高そうですが、ドラ4で高打点というだけでなく東家の手はドラ無しの可能性が高いのでを一発で振ったとしても裏が乗らなければ3900か平和がついて5800の可能性が高い。が通れば次もを切れるとなるとこれなら親リーチの一発目に1シャンテンからでも押しに分がありそうです。

112-5-min

 テンパイ。現物ではありませんが先切りをみての出が期待できるとみてのダマテン。

112-6-min

 南家もテンパイ。は片無スジで待ちとするなら先切りのケースなので比較的通りやすい。トップ目とはいえ追っかけリーチでもよさそうですが、良形待ちの可能性が高い東家に降りる選択肢を残したい、リーチに一発目でを切っている北家もケアしたいという意味でのダマでしょうか。

112-7-min

 リーチなら一発和了でしたが、場況を考慮すれば確かにリーチにいきづらい要素も多々ある局面。判断の是非はともかく、他家の挙動を把握しているが故のダマテンが多数見られるのが天鳳名人戦というフィールドです。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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