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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討  第111回

ネマタの天鳳名人戦牌譜検討 第111回

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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第七期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第四節三回戦C卓

▼対局者
多井隆晴
Bさん:就活生@川村軍団
石橋伸洋
Ⓟ中嶋隼也

牌譜はこちら

111-1-min

 打としてもツモで手が進みますが一通を逃します。先にを引かない限りはが残っている方がよいので落としがよかったとみます。

111-2-min

 場況が無ければツモで一通、ツモでも今度は打でタンピンになるように打とするところですが、今回は既に1枚のみ。でタンヤオがつく打がよいとみます。

111-3-min

 他家全員の仕掛けがドラ絡みで高い可能性があるとなるといかにもリーチは打ちづらいところ。しかし放銃を回避するだけならともかく、他家の高打点和了を阻止するためにも、押してくる他家がをツモ切りした時にアガれるようにリーチを打った方がよいとみます。一通もタンヤオも崩れてしまう打牌を選んでしまったという過去の選択、ドラを引いてしまったらという未来の抽選を考慮するとなおさらリーチは打ちにくいのですが、今この局面での判断でみるならリーチに分があると判断しました。

111-4-min

 無事をツモって事無きを得ましたが、「押し返されたくない」だけの手が入っている相手は一発でをつかんでもツモ切ってくるのですから、案外こういう手でもリーチがよいのではと考えますがどうでしょうか。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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