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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討  第142回

ネマタの天鳳名人戦牌譜検討 第142回

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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第七期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第五節三回戦B

▼対局者
私:福地誠
Bさん:シンプルなワキガ
石橋伸洋
Ⓟ木原浩一

牌譜はこちら

 142-1-min

 手役を狙うかどうかは別にして、手牌が配られたらまずはどんな手役が見えるかを確認するようにしています。浮いたヤオチュウ牌のどれから切ってもアガリ率にはほとんど差がつかないので、遠いとしても手役がつくことによる打点こそが切る順番を決める重要な要因になるためです。配牌の段階で確認できていれば、手役の見落としも自然と減ります。

 この手のは確かに他のターツと受け入れがかぶっている浮き牌ですが、は123三色があり、ツモでの形が出来て、そこから一通になることもあります。はもちろん役牌の1翻があるので、素直に客風のから切るのがよいのではないでしょうか。

 もし受け入れがかぶる端牌が役絡みでもなく、1を残して2や3を引いたところで大抵のケースで1を切る事になるようであれば、守備力重視で客風を残します。客風が重なるようなら将来他家のテンパイが入っても降りるなり回すなりしやすいので、途中で他家の安牌を抱えて受け入れを狭めるといった選択の必要性が薄くなります。配牌の段階でヤオチュウ牌の何から切ってもアガリ率にほとんど差がつかないなら、途中で安牌を抱える必要のない手組になった方がむしろアガリやすいまであるかもしれません。

142-2-min

 1メンツもなかった手牌から有効牌を立て続けに引いてテンパイ。待ちはフリテンとはいえ……を残していれば、こので一発ツモでした。

142-3-min

 8000オールのところを2000−3900を親かぶりする結果となりました。ここまで明暗が分かれることは滅多にありませんが、配牌を見たらひとまずみえる手役を確認する癖をつけておきたいですね。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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