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ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討  第17回

ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討 第17回

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ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第八期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第二節一回戦C卓

▼対局者
多井隆晴
石橋伸洋
Ⓢ福地誠
おじさん

牌譜はこちら

 配牌時点でリャンメンターツが揃っているのでは手作りのうえで不要牌。守備面ではを残した方がよいですが、序盤で先手を取りやすい手なので他家が役牌を重ねる前にを切るという手もあります。テンパイした時も字牌を先に切った方が比較的待ちが絞られにくいというのもあります。このあたりの優劣ははっきりしていいないので気になるところです。

 3トイツにつきソーズのペンカンチャンより端寄りのトイツ落とし。今回はチートイツ2シャンテンでもあり、悪形から先に2メンツできなければリャンメンテンパイが残りませんが、ソーズのペンカンチャンは手変わりしやすく、チートイツを見切った時のみ一通変化が残るので落としに分がありそうです。

 アガリやすいのはマンズでメンツが出来た時にの多メンチャンがが残る打ですが、今回は手牌にアンコが3つ。ツモでテンパイした場合は待ちリーチよりダマ(ロンで6400、ロンで7700)が有力。打としてツモとするとでロンした場合はサンアンコがつかなくなります。1枚切れでスーアンコになる受けも減っていることから、打の方が有力に見えます。

 目先のロスは1枚のみ。ソーズでメンツが出来た場合は完全1シャンテンを逃しますが、も1枚切れているのでやはりロスは小さい。安牌残しと待ちが残った時のアガリやすさで先切りが有力そうです。

 他家全員から既に中張牌が切られ始めているので全体的に手が早そうです。この手では先手を取るのが難しいとみてを安牌として残しますが、も南家以外には通りやすいので安牌を残しつつ手を進めるつもりなら打でしょうか。切りでも問題なさそうですが、全体的に手が早そうであることは意識しておきたいところです。

 5巡目にして何とツモりスーアンコのテンパイ…ですがは既に空。リャンメンリーチ(ダマでも出アガリ6400ですが序盤のリャンメン待ちならリーチにやや分があるとみる)もありますが、この半荘だけのトップでなく優勝が目的である以上流石に役満狙いに分があるとみます。

 結果的には即追いついた南家が西家から3200のアガリ。もし南家が2巡目で打としていれば西家より先にリーチ。その場合は南家も役満よりは枚数重視でリャンメンリーチとしていたかもしれません。そうすると逆に南家ので満貫をアガっていました。完全に結果論でしかありませんが、牌の後先という言葉を思わされる一局でした。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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