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ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討  第39回

ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討 第39回

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ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第八期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第1節1回戦B卓

▼対局者
多井隆晴
石橋伸洋
ASAPIN
小林剛

 次節(11月30日)まで期間が空くので、これまでの対局の中で気になった局面を取り上げていくことにします。

牌譜はこちら

 もスジかぶりでほぼ不要牌ですが、一応789三色の目があるのでを残してから切ります。

 トップとも下位とも大きく離れたラス前2着目。この点数状況ならアガリのリターンが小さく高打点への放銃は避けたいところ。安牌を残すにしても一応ブロックを残す打でもよさそうですが、将来少しでも降りやすいようにトイツから落とすようです。

 ツモの場合はカンより受けが残る方が有利。ツモの場合はタンヤオがつくのでカンが残る方が有利。直接のロスはのみで、どうメンツが出来るかでブロックの価値が変わるとなれば6ブロックに受けます。

 4枚見えでノーチャンス。も3枚見えなので2枚見えの白より安全です。4枚見えの牌は常にチェックしておきたいところ。がリーチ宣言牌なら周りが待ちになっているように見えるので待ちが絞りにくくなる効果もあるので、同じ安牌でも自分だけが安牌と分かっている牌を残す方がよいとも言えます。

 ダマで平和ドラ2ならもちろんリーチですが、ダマにしてもテンパイ料を取る必要性の薄い東家北家が1枚も見えていないを切るとは考えにくい。仮にを引いてタンピンドラ2になった場合も跳満ツモ狙いのリーチに分がありそうです。

 をツモって満貫、裏1なら跳満…と思いきや何とが裏ドラになって倍満。しかもオーラス親なので一気にトップまで見える点数状況になりました。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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