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ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討  第128回

ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討 第128回

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ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第八期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第五節四回戦C卓

▼対局者
小林剛
Ⓟ川崎たかし
石橋伸洋
Ⓟ谷口浩平

牌譜はこちら

 先にツモだけでなく、ツモを使い切れるので完全1シャンテンに取らず残し。ツモならを切って待ちに受けられる方がよいので打とします。

 をツモって打。これでツモなら567三色も狙えるようになりました。

 3メンチャンの可能性よりは、二度受けを払う落としが基本ですが…

 ツモでも高め三色が残るのが二度受け残しのメリット。三色が残る受けは落としはの3種、落としはの3種と変わらないのでやはり基本は二度受けを外すところです。

 しかしアガった時の平均打点に関しては落としが上。次節の足切りを回避するためには、この半荘で何としてでもトップを取っておきたいところ。通算得点も踏まえれば確かに落としが有力そうです。

 安目ツモでも高め三色を残すために二度受けを残すテクニックは一昔前の戦術書ではよく見られました。三色になる受け入れが増えているわけではないから単に損ではないかと疑問に思ったものですが、半荘一回の収支ではなく、通算収支を競うリーグ戦だからこその選択だったのかもしれません。

 最高目のを一発でツモって倍満。このアガリが効いてトップでこの半荘を終えることができました。一見損な選択でも、どんな時なら有力になるかを考える癖をつけたいと改めて思わされました。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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